水星からやって来たリロイ・ブラウン~Leroy Brown from Mercury~

埼玉県民サラリーマンの徒然なブログです。

山が無くなった。

2017-08-26 23:19:23 | Housing
関東平野の真っ只中である埼玉県の平野部では、森や林のことを「山」と呼ぶ。

私の実家の庭の正面には山がありました。私が小さい頃からずっと山でした。

そのため、実家には虫や鳥は多かったし、夏になると蛇とかガマガエルとか出没していました。

近隣に住宅や道路が出来て開発が進んでも、その山だけは残っていました。実家近辺では唯一の野鳥の生息地だったかもしれません。

野鳥は嬉しいけど、問題が1つありました。年々大きくなる境界付近にある木々の枝が境界線を明らかに越えているのです。

越えてるだけではなく、実家のお隣さんは駐車場の屋根に折れた枝が落ちたり、私の実家も含め近隣の家には落ち葉がたくさん庭に広がるのでした。

私の実家もあと数年もすれば2階に木の枝が当たりそう。台風のような強風だと枝が家に当たっちゃうんじゃないかなってところまでやってきました。

山と言えども市内のどこかに住む持ち主の土地です。

地主さんに相談すると「あなたたちは後から住み始めた人でしょ?」と言って取り合ってくれない。。。

地主の言い分:「後から住む」=「山の隣に住むと枝が伸びるのは分かってたでしょ?」

そりゃ後から住んだけど、境界線を越えた枝を気にしない地主だったとは知る由も無いわけで…だからと言って勝手に枝を切るわけにもいかない。困った。

市役所に働く知人に相談すると、「あの地主夫婦はお話が出来ない頑固者」と知られてるほどのお方らしい…あぁ困った困った。

そしたら、つい先日、山の向こう側半分の木を伐採する作業が始まりました。 山の一部を宅地にして、地主殿の息子夫婦が住むための家を建てるとか…

木を伐採し始めた時は期待したものの、木の伐採は彼らが住むのに必要なところだけで、私の実家側の木までは何もされなかった。さすが市役所にも知れ渡るほどのお方。我々の方はお構い無しだ。

その数日後、ハウスメーカーから派遣された測量士が境界線確認の立会いの依頼にやってきました。

満を持して、私の母が「この際だから言いますが、境界を跨いでいる木を何とかしなければ、境界線立会いはしない」と言ってくれました。

そうしたら、実家の両隣も、そのまた隣も、木に困っていて境界線確認の立会いを拒否していました。。。

さぁどうする。

頑固夫婦の出方を待っていたら、2日間であっという間に木をすべて伐採。山が無くなってしまいました。



スゴイなハウスメーカーの実行力は。

やっぱりウチの実家の前にあった木が一番太かった。



…ただ、私としては山を無くして欲しかったわけじゃないんだけどな。隣人の持ち物だから何も言えないけど…

実家の風景が変わりました。薮蚊も減るかな。






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