水星からやって来たリロイ・ブラウン~Leroy Brown from Mercury~

埼玉県民サラリーマンの徒然なブログです。

映画4本の感想

2013-05-25 23:23:23 | フィクション
映画をいくつか見たので感想を書いてみよ。

図書館戦争
姪っ子の希望もあり、見に行った作品。言論の自由や書籍の大切さを考えさせる作品だと思う。日本の芸能人にだいぶ疎くなっていた私にとってはとても勉強になりました。栗山千明ってこの人なんだって分かったし、榮倉奈々ってこの人なんだって認識できた。重みのあることは石坂浩二に言わせる設定もが分かりやすかった。橋本じゅんの勢いのある演技が楽しかった。思わず見てる私も「はい!」と返事してしまいそうな迫力でした。


アイアンマン3
シリーズ3作目。1と2を飛行機内やテレビで見て楽しかったので見に行きました。天才エンジニアが主人公の本作は私としても注目度が高い作品です。3作目となり、アイアンマンがたくさん出てきたり、遠隔で操作出来たりしてとことんアイデアを注ぎ込まれてやりつくした感じがします。この辺のアメコミ発の映画は制作側のエネルギッシュさに驚かされます。なかでも印象的なのが航空機から吹き飛ばされた乗務員たちを全員救うシーンは大画面の映画館だからこそ楽しめる非常に気持ち良いシーンでした。その後のオチもあって、主人公をカッコよく見せるのがホントに上手いなぁと思った。

藁の楯
邦画ではこの春の結構な注目作ではないでしょうか?日ごろ邦画からは遠ざかっている私がこの作品を見たいと思ったのは「岸谷五朗さん」が出演してるから。(東京レディオクラブ世代なので)スクリーンで岸谷さんを見るのは初めて。どんな色の濃い演技をしてくれるんだろとワクワク感で見ました。なかなかのキーパーソンだったので見ごたえありましたが、あれだけ油っぽい役者なのに同僚が死んでブワッと泣き出す時の演技はスッキリ自然なのがいつもながら不意を突くような存在だなぁと思った。

作品の内容そのものは、「殺人犯である清丸を殺したら、お礼として10億円お支払いします」と言う特異な設定で、48時間内の護送中にいろいろなことが起こるのが映画の展開。だからこそいろいろな突発的殺人者や警護側の心情変化も描かれている。。。10億円と言う金額と人でなし清丸のダメ人間さのため、警護側の人間も警護の厳しさと殺意の芽生えで狂ってくるのだが、私が受けた印象だと全体的に設定が甘い気がしました。例えばやり手で沈着冷静なSP役の設定である松嶋菜々子は最後に油断が続くのがよく分からない。。。なんか十分描ききれていない気がする。

さらに言うと護送中の居場所が10億円払う依頼者側に特定されてしまっていてなぜ筒抜けになってるか?で警護班の仲間割れを引き起こすのだが、メンバー全員が携帯電話を持ってるわけだから、居場所なんてある程度特定されて当たり前な気がする。どんな時代設定しているのだろう?と思うと、松嶋菜々子がスマートフォンを持ってるので最近の時代設定なはずなのに…?テクノロジーの設定にギャップがある。なんか納得できない。

モネ・ゲーム(Gambit)
イギリスの名俳優のコリン・ファースとアラン・リックマン。そしてヒロインにはキャメロン・ディアス。名前を並べるだけで見所十分と言った感じ。ストーリーは偽の名画を売る詐欺師のコリンが、アメリカの田舎娘のキャメロンを使って、大富豪のアランに絵画を売りつけようとするドタバタコメディです。

概ね舞台はロンドン。サボイホテルやヒースロー空港などとても見覚えのあるところがスクリーンに映っているのが私にとっては特別で印象的でした。アラン・リックマンの存在感は大したものです。セリフを言いながら首をくねくね曲げながら目を寄せるような表情を自然に見せる役者って歌舞伎役者ぐらい。

映画って見てる側に裏で進んでいた事実をどのタイミングでどのように映すのがポイントだと思います。コリンは最初からほとんど最後まで間抜け詐欺師なのですが、最後にビシッと切れ者に変身するのですが、この映画を気持ちよく締めくくってました。

コリン・ファースとアラン・リックマンが同じスクリーンに映ると言えばLove Actuallyですが、その印象と同様にドタバタ劇でも楽しく落ち着いてみることが出来る作品でした。

……
ここにきて立て続けに映画を見ています。しかも映画館で。イギリスでも映画館には行かなかったし、イギリス生活前も映画館に行くことはほとんど無かった。本来であれば休みと言うと家に閉じこもりがちなのですが、日本の暖かい5月は外に出たくなります。家で映画を楽しむのって、今のアパートだとなんか近隣を気にして楽しめないのもあり、映画館まで足を運んでしまうのもある。インターネットで席を選べるのも便利だし。

ただ、今のところ気になる作品は見尽くした。次はいつになるだろ。

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