あくまで私個人の使用目的による主観です。
①パターンシーケンサー機能あり
けどイマイチ中途半端に感じる。
最長4小節だけどEMX-1と合わせられる8小節欲しかった。
入力した後の編集は出来なくて、消去して入力し直すのみ。
外部からのプログラムチェンジでプログラムが変えられないから、DAWやEMX-1の曲単位での同期が出来ない。
なのでパターンシーケンサーに打ち込んでもその後の使い道がない。
曲のスケッチなんかはEMX-1やQY700の方が簡単だし自由度もある。
1〜4小節のループを同期させて抜き差しする…なら使いみちはありそうだけど、今のところそんな事はしない。
②音源として
4パートの音源としてなら使用可能(デジタルシンセ☓2、アナログシンセ、ドラム)
同時発音数は多いけどデジタルシンセパートは2パート…
アナログシンセパートはモノ。
MicroXなら16パートのマルチ音源として使用可能なので、やはり物足りなさは感じる。
ドラムパートはかなり幅広い音作りが可能。
ベロシティで音色変えるとか、ノート毎にエフェクトへのセンドレベル変えたりとか、本当に多機能。
ただ、それらをJD-Xi本体だけで設定するのは苦難の技。
ROLANDはちゃんとしたエディターを出すべき。
③音色の種類はそれほど多くない
私みたいないわゆる「キーボード」的な使い方を想定しているタイプだと、音色には物足りなさを感じる。
ピアノとかブラスが全然ないもんね。
一応音色は3つのパーシャル(音色の最小単位)を重ねることができるので、オクターブ変えたり少しピッチを変えたり、パンで定位を変えたり出来るので、それなりに厚みのある音は作ることが可能。
でもやはりこちらもMicroXに軍配が上がる。
mininovaやMicroKORGにはそもそもピアノとかないから、マシといえばマシなんだけどね。
大きなダイヤルはパッチのカテゴリー選択ではなく、トーンのカテゴリー選択。
なので、音作りのときに少し触るだけで、その後はまず触ることがない。
mininovaは大きなダイヤルがパッチのカテゴリー選択だったので、そのほうが使いやすかったなー。
そのかわりフェイバリット登録が充実しているので、そこにバンバン自分で登録していけば使いやすくはなると思う。
④ボコーダー機能あり
ボコーダーの質はあまり好みではない。
これもmininovaと比べてだけどね。
ただ、ボコーダー使いながら他のシンセの音も演奏できるのは、他のシンセにはない機能。
DAWでMIDI情報送り、ボコーダーで歌いながらシンセを弾く事が可能。
これがやりたかったんだけど、歌メロをMIDIで入力するのが面倒臭くて(;・∀・)
⑤ピッチコレクト機能あり
いわゆるケロケロボイスやボーカルのピッチ補正が可能。
付属のグースネックマイクはMicroKORGに比べて高級感もある。
なのでこれもボコーダーと同じくピッチコレクト掛けながらシンセ弾く事が可能。
まだちゃんとこの機能を使って録音とかしていないので、満足な音色になるのかは不明。
⑥オーディオインターフェース機能あり
これも他のこのサイズのシンセにはあまりないと思う。
MIDIだけでなくオーディオもUSBで繋ぐだけで良いのは便利。
これもノートPCとJD-Xiだけでライブできるので期待している機能。
ただ、⑤も⑥も他の機材で代替はできてしまう。
ピッチコレクトはVE-20持ってるし、何ならこっちの方が設定も簡単だし、ハモリも出来る。
オーディオインターフェースはUA-4FXあるから、他のシンセにも使える。
ただ、荷物が増えるのと、配線が増えるのでセッティングが大変かな。
⑦その他
電池駆動やmininovaみたくUSBバスパワー駆動できたら最高でした。
37鍵あるからDAWでの入力に便利(MicroXでも困ってないけどね)
アダプターが小さいのが良い。
ギター入力がある(何に使う!?)
以上、思いついた事を書き連ねてみました。
今JD-Xiのボコーダーまたはピッチコレクト機能を使ってJD-XiとノートPCだけでライブがやりたいので、これが上手いこといくなら持っている価値はあるかな?
ただ上にも書いた通り、機材は増えるけど他の機材で代替は可能なので、デメリットの方が増えてきたら持ってる価値はなくなるなぁ…
JD-Xiの音色じゃないとダメ!って事もないし。