国家戦略室 (アンダーグラウンド)

日本本来の政治、統治、歴史についての研究

小沢一郎の「日本改造計画」の自由貿易礼賛思想とTPP宗像直子の論文

2012年08月02日 | TPP関連

 

http://elmerboris.exblog.jp/10343550/より

小沢氏が書いたとされる「日本改造計画Bluprint for New Japan」には自由貿易が礼賛されている。現在のTPP反対の小沢氏からは考えられないが民主党に移ったころから考え方が変わっていったようだ。

推測になるがもともと小沢氏は貿易、世界経済に関しては得意ではなかった。ルイーザの教育により自由貿易を吹き込まれたが、市場経済の行き過ぎに疑問を持ち始め自民党を離党すると同時に、CIAも小沢氏に期待しなくなり、ルイーザはアメリカに帰ったのではないだろうか。

この本の自由貿易の部分は宗像直子の論文との共通点があまりにも多く、どこかに接点があるのではないかとみた。

それがこの英語文の翻訳者とされるルイーザ・ルービンファイン(もとルービンシュタイン、ルービンフィーンと読むか)

彼女は小沢氏の政策秘書をつとめたCIA上級分析官といわれている。一説に彼女が書いた英語版が元本ではないかともいわれている)。

この本は日本での評価とは裏腹に推薦文にそうそうたる顔ぶれがみられる。彼女の家族を知るとなお理解できる。ルイーザの夫は、ロスチャイルドの石油開発・掘削事業部門の取締役でもある。

現在の小沢氏の言行からみればはこの本の内容は修正せざるを得ないだろう。

すでにのべたように宗像直子の経歴とルイーザ・ルービンファインの経歴に共通点がある。

ともにジョージワシントン大学シグールアジア研究センターとかかわりがあった。

ルイーザ・ルービンフィーンは現在もここの研究員とのこと

また宗像直子は2002年7月 ジョージワシントン大学シグールアジア研究センター客員スカラーとしてかかわっている。

宗像はこのほか2001年 ブルッキングス研究所北東アジア政策研究センター客員フェローにもなっているが、

このブルッキングス研究所の幹部はそうそうたるメンバーでアメリカ最大のシンクタンクで軍事と経済を研究する。アメリカの政府活動研究所である。宗像直子の論文の視点がいつのまにかアメリカ人研究者、財閥富裕層よりに有利な研究の視点になってしまっている理由がここで納得される。

 http://satehate.exblog.jp/10096394/

彼女はこの二つの大学で薫陶をうけ、アメリカ人の視点を刷り込まれ、国内事情や日本国家の内部と近隣諸国の関係について深く研究することなく、保護主義を単なる遅れ、劣ったレベルのものとし、貿易、市場開放があるほうがレベルが高く、地域的な連携や国内保護は抵抗勢力と信じてしまっている。

しかしながら急進的な開放はNAFTA、日韓FTAの結果が示すように、国家の威信に関わるような事態が起きている。

このような事態が起きた場合、宗像直子というたかが1官僚に国家的な責任がとれるはずがない。

かつてイギリスはインドの間接統治を、インド人の留学生を教育して母国に帰すことでそれを行った。もしくは王様と私のように、家庭教師を送り込み、権威者を教育した。

アメリカは小沢一郎を都合よく育てようとして失敗し、次のターゲットとして経済産業省の官僚をターゲットにしたのではないだろうか。これに気づいた官僚内保護派は反TPPである中野氏を呼び戻さしたのではないだろうか。そうでもなければただのバカどもの集まりである。

クリントンが、あらためて小沢一郎にすりよっても彼ももはやTPPの参加をするほど愚かではないだろう。


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