花と文。(暮らしと本と花と)

日々の心に残る記しておきたいこと。

手紙に。

2015年10月09日 | 旅するように

いつまでもとっておくことになるだろう、そんな手紙がある。

前にも書いたことがある、長女の札幌での小学校時代、お友達の祖母の方からいただいた手紙。

地方から越してこられて、偶然同じマンションに住むことになり

娘の友人として、その家族としてのお付き合い。

とはいっても、お互いに何かあれば協力しあう

子どもが遊ぶ時、習いごとを、見守る

そういうスタンスであったけれど、同じマンションなので、朝に夕にマンションの入り口でお会いする

何か美味しいもののおすそ分けなどでも一言二言お話する程度。

 

その方がお引越しをされる時、いただいた手紙を今でも大事にしています。

~あなたの笑顔に・・・

 あなたのかけてくださる言葉に・・・・

 あなたの・・・・・~

 

三つばかり、そんな言葉が繰り返されてあって、感激したことを思い出します。

あなたの・・・・

その言葉は、あなたに会えて良かったと、相手を思う言葉のみが語られていました。

ご自身のことはいっさい何も書かれていない。

私たちのほうこそ

どれほど支えられたのかと

今でも、そんな気持ちでいっぱいです。

一言の厚みと深み

手書きの言葉の力を思います。

お元気だろうか

今ではお会いする機会もないのです。

ある一時期、お互いのささやかな交流は

(人生とは、そういうものだけれど)

あの時があったから、おかげさまで今に至るのだという

そういう感謝の気持ちが湧いてきます。

あっさりと付き合いながらも、節目では、言葉を伝え合う

人付き合いも丁寧に

これからはもっと心がけることになるだろうなと

気づきがあったからこそ、今思うこの頃ですね。

 

 


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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (むら)
2015-10-10 14:08:43
私も最近、言葉について感じるものがあるよ。
言霊とはよく言ったものだわ。
なんでもかんでもデジタル化してるけど、手書きにはかなわない。
そのひととなり、味が感じられるもんね。
相手にも、自分にも、伝わる言葉を。がテーマかな。
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Unknown (lily)
2015-10-10 22:40:07
むらちゃん

上手い下手ではない、その人の心が、書く時にのっかるのかな。一字一字、考えながら書くもんね、手紙なんかは。 メモをとるのとは違うもの。
むらちゃんからもらった手紙も、いつも良かった。
中身ががっちりとあって。
元気、もらってたな~って思うわ。こんなコメントもいつもありがとう!(^^)/」嬉しいよ~
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