写真は先日の徳島出張行きの機上から。
三浦半島、相模湾の彼方に雪化粧した富士が見えます。
やっぱり日本一の山だなぁ……。
さて……このところニュースの時間は小児殺傷事件と構造計算書偽造事件で塗りつぶされてる感がありますね。
前者に関しては、確かに手をこまねいているわけにはいかないものの、本質的な問題は地域社会がこうした犯罪に対する抑止力を欠くようになったことにこそある(危ないヤツは昔からいますからね)と思うんですが、議論の俎上に上るのは、パトロールにせよ集団登下校にせよ、はたまたIT利用の警報システムにせよ対処療法的なものがほとんどなのが残念です。それはそれとして、どうすれば地域が「暮らしの集う空間」として再構成できるのか(あるいはもうダメなのか)、真剣に考えなくちゃならないんじゃないでしょうか。
一方の事件については、当事者の悪辣さはともかくとして、建築確認業務のずさんさがやはり強く感じられます。「悪意があることを前提としていない」と言ってのける役所、「偽造とは思いもよらず、計算ミスの話かと思った」などとヌケヌケと言う確認業者。どちらも話になりませんね。ミスであろうと故意の偽造であろうと、それが建築基準に適うかどうかを「確認」するのが建築確認でしょう。それができていない以上、やってもいない「業務」で飯を食うなんてことが許されるわけがありません。人間はミスをしたり、嘘をついたりする生きものなのです。だからこそ確認という業務がある。連中のやってることは「見落とし」じゃなくて「見てない」のが明らかです。
今回の件は行為者を厳罰に処すのはもちろん、こういうずさんな業務に関与した業者、役人すべてが、行為者の購いきれない賠償責任を分担して負うべきです。公費の投入などその後のことです(もちろん、住人の安全を最優先に、立て替え的に公費執行するのはやむを得ないでしょうが)。低モラルな連中の不作為や未必の故意の尻ぬぐいを税金でやるのはもうやめましょうよ……。
と、今日はなんだか妙に社会派ぶってみたり。(^^;)
明日は岐阜出張だよ~ん(T-T)
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つきなみですが、これしか言い様が
ありませんね。
って、画像に感嘆している場合じゃない?!
子供を殺傷してしまうなんて、惨い。
相手はなんせ、子供なのだから。
いやな事件です。
小さい子を持つ親として、不安と憤りを感じます。
連鎖的に起こるこれらの事件、不景気、ネット社会、過剰なマスコミ報道、その他いろいろな要素が、人を殺めてしまうことを軽く感じさせてしまう傾向にあるのかもしれません。
それだけ人と人との関わりが希薄になってしまっているのでしょうか…。
ほんとうに不安な世の中です…。