XLRがキャブオーバーホールを終えて帰ってきた。
これだよこれ! この感触が欲しかったんだよぉ!
トルク感はほどほどなれど、レッドゾーン9000回転に向かい「スタタタタ……」って感じでストレートに吹け上がっていく感覚。
これこそXL系の中で空前絶後の構成を持つMD16だけのエンジンフィールなのだ。
面倒見ていただいたショップによれば、キャブ内部の汚れは思ったほどではなかったものの、Oリングなどのシール類が軒並み劣化していて、ガソリンの漏れもかなりあったらしい。駐輪場所がそういう漏れ染みが見えにくい地面だったので気づかなかったけど、燃費の悪化はこの辺にも一因がありそう。
一方ひどかったのはエアクリーナー。湿式のウレタン製クリーナーは完全にボロボロに崩れていて、エアクリーナーボックス底にたまっていた。これじゃ現状販売だよねぇ(^^;)
この分だとそれなりの量がシリンダー内にも入ってるだろうけど、今回はそこまで手を入れられない(予算的に)。今後の課題にしておこう。
というわけでクリーナーエレメントおよびキャブ回りのシール類を全部新品交換。仕上げにシャシーダイナモでのパワーチェックをしながら再セッティングをしてもらった。バイクのパワーチェックは初めてだったけど、その結果が下の写真のグラフ。赤いラインはメンテ前、青がメンテ後。一見あまり変わらないのはエアクリーナーが死んでいたせいで、直吸気に近かったから。馬力だけは出てたわけだね。数字はともかく乗り味は辛かったけど。
というわけで8000回転で20.3馬力出ている。カタログスペックは8500回転で28馬力だけど、後輪出力としては妥当な数字じゃないかな。ちなみにXLR現役当時の月刊(当時は隔月だったけど)ガルル誌(86年第3号)を引っ張り出してみたら、当時の実測データで8500回転21馬力だった。この後の再トライでは21馬力に達したので、ほぼ当時のコンディションに戻ったと言っていいと思う。4000回転過ぎにちょっと谷があるけど、これは体感上ほとんど気にならないし。燃費も復活している……と信じよう。
そうそう、チェーンは先日、DIDのゴールドチェーンに交換済み。520→428のサイズ変更は、スプロケが元気なので今回は見送った。金色の足回りにゴールドチェーン。成金みたいでグーですな(爆)
お店ではEKチェーン(RKじゃないよ)ってのを奨められたけど聞いたことなかったのでパス。でも帰ってから調べてみたら、最近ではメーカー純正にも採用されてるらしくて結構良さそうだった。次回試してみたいな。値段的にはRK>DID>EKって感じで安かったし。
これであとやることは、フロントフォークオイルの交換くらいかな。もう今の状態なら、林道に行ってもそれなりに楽しめそう。問題は時間の捻出だね(T-T)
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ボロボロウレタンはまさに20年の歳月を
感じますねえ。
江沼チェーンは確かCSも純正指定でした。
パーツ市場に出てきた歴史が他より浅いのか、それともオイラが無知だっただけなのか……。(^^;)
REGINAとか舶来ものを除けば、RKとDIDしか知らなんだですよ(恥)
キャブもね~お金があればFCRミニとか入れたかったんですけど。無駄遣いが多くてねぇ……(T-T)
それにしてもK氏のオクムラチューンには嫉妬しましたよ。はい。
ZRX1100純正品で、店長のストックパーツを
格安で入れてもらってます。
難点は、パーツ屋さんに駒が置いていないこと(笑
フリクション・ロス?安さが一番  ̄∇ ̄;
今後のためにメモっておこう……。
殆ど復活したようですね。
しかし、シリンダー内に入ったエアクリーナーの
残骸は・・・。
どうなっちゃったんでしょうね。
うーん。。。綺麗サッパリ燃えちゃってくれてるといいんですけどねぇ。(^^;)>残骸
早くゆっくり乗りたいです。
どこの林道に行こうかなぁ。
大将に同行すると獣道に案内されちゃいそうだし(爆)
シリンダーの中に入っていないで、キャブとか吸入ポートに引っかかっていたりしたら、ちょっと厄介ですね。
thanks
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