FLAIR CLOSSOVER/Tenere700/XLR250R/TRICITY125の11輪生活と雑感たれ流し。
迂回亭新館



 
ヒマでシュミする、のではない。
シュミでマヒする、である。

趣味の世界にどっぷりハマると、ついつい色んな感覚がマヒしちゃう。そんな体験、あるよね?
ま、庶民ゆえマヒしようが何しようがヒマもお金もありゃしないのだけれど、要は第三者的に見て「は? なんすかそれは?」的なものにお金や時間を費やしちゃうという、つまりはそういうこと。

というわけで、これは何かというと、先日ちょっと紹介したアレの中身。

赤丸で囲んだこの部分は「オペアンプ」という集積回路なんだけど、この会社の製品がユニークなのは、音質にも影響大なこのパーツが「交換可」になっていること。

標準装着されているのはTI(テキサスインスツルメンツ)社のOPA2134というチップ。発売元のHPによれば「高い出力駆動能力を具現し、非常に低い歪曲率を誇ります。雑音演算増幅器で電気的に発生する雑音比を極限まで減らせるように設計され、低音域帯の補強により全体的な音域のバランスを整えてくれるOPAMPです」とのこと。

とは言えこのオペアンプというパーツ、実は単価ベースでは数十円から数百円というオーダーの部品だという。重要な割にはコストを割かれていないという意味で、市販車のサスペンションのようなポジションにあると言えるんじゃないかな。

で、今回、このオペアンプをより高品位なものに交換してみることにした。
選んだのは新日本無線という会社の「MUSES(ミューズ)」というブランドの製品だ。音楽を司る女神の名前を冠するだけに、こだわり満点のこのブランドは、通常数十~数百円というオペアンプの世界に、なんと数千円という破格の製品を投入している。

今回使ってみたのは、その内のローエンドに位置する8820という製品。価格は500円とMUSESブランドの中では格安だが、それでも一般的なオペアンプの中では高価な製品だ。

ケースを開き、先端の細いラジオペンチを使ってTI2134を取り外し、MUSES8820を装着。手順はシンプルながら、やっぱり緊張するものだ。
通電を確認したら、ケースを元通りに閉じて完了。

早速視聴してみて驚いた。
iTunes内の圧縮音源を、PCのヘッドホン端子からUSB→DAC経由にしたときにも驚いたものだが、このオペアンプ変更はそれに匹敵するくらいのインパクトがある。
これまでひとかたまりになって聞こえていた音が、ひとつひとつ丁寧に分離されて(けれどもちろんひとつの音楽として)聞こえてくる、そんな印象。
ローエンド製品と思って聴いているせいか、レンジはそれほど欲張っていない印象もあるけれど、この分解能(画像で言えば解像度だろうか)は大したものだ。

MUSESブランドのオペアンプには、まだこの上に2つの製品があるらしい。
そちらは本当に数千円の世界なんだけど、「マヒ」してきちゃうとどうなることやら……(^^;)

ともあれ、久しぶりの「シュミっぽい」時間は、やっぱり楽しいなぁ。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
シュミ (み~しゃ)
2011-02-27 00:28:57
シュミの内容が深すぎて
読んでて何が何やらサッパリ解りませぬ

今夜も降参
 
 
 
Unknown (犬クラッチ約束)
2011-02-27 08:30:15
次のステップとしてSEVを貼ってみたらどうだろう?

意外と効くかもよ
腰痛に。
 
 
 
OPA2134 (ぱた)
2011-02-27 09:44:04
どうしても OPA2134は バーブラウン社製 と言いたくなってしまいますね。l
TI製 とは言いたくない私。(^^;;

我が家には、134 2134 2604 が
20個くらい遊んでいます。(^◇^;)
 
 
 
Unknown (単二)
2011-02-27 10:38:37
>み~しゃ殿
わははは。参ったか~!

>犬クラさん
以前某店の主人に「肩こりに効くから」と、SEVを貼った首巻きテープみたいのをもらいました。その日は効いたような気がしました。

>ぱたさん
ですよねぇ。チップにも[BB]って書いてあるし。
 
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