そして今日は、派手チューン

　
制動時に後席のカミさんがズリ落ちる。
運転手の下半身が窮屈。

……という白虎のシートの問題点。

タンデムしない人や、ボクみたいな図体してない人には関係ない話なんだけど、ウチにとっては疎かにできない問題なのだ。

というわけで今回も野口装美さんにお願いすることに。
ハッキリ言ってシートへの投資としてはかなりの額になっちゃうのだけれど、これも規格外の体格とか乗り方のために仕方ない……というか、何しろカッコイイ上に超快適なので、毎度頼まずにはいられなくなっちゃうのだ。(^^;)

夏のロングツーリングに備えてオーダーする人が多いためか、梅雨時は繁忙期とのことで、通常なら２週間ほどの納期が今回は「３週間くらいみておいてください」との話で、発注・発送したのが先月12日。それがいよいよ完成したってワケ。
（※先日の取材行には、実は借り物の純正オプション・ジェルコンフォートシートで出掛けたのだ）

ともあれ見ていただこう。


仕上がりはこーんな感じ。

うう……カッコエエ。(T-T)o"←バカ

タンデム側の前下がりを解消しつつ、その前端中央部をスカラベオのそれみたいに盛り上げて、制動時の安心感や快適性を一層アップするのが狙い。それだけではライダー側との段差が大きくなりすぎるし、そもそもライダーの下半身をラクにするのも目的なので、ライダー側座面もおよそ20mm少々アップして、全体のフォルムを調えてもらった。

もちろん、例によって低反発素材もクッション内に挿入してあって、疲労対策も万全。


前方から見るとこんな感じ。

そうそう。表皮は座面がエクセーヌ（バックスキン調の合成皮革）で、サイド部分はビニールレザーの組合せ。座面はノーマルと同じ黒で、サイドには、元々車体各部にアクセントとして使っていたブルーを使ってみた。どう？　イカすでしょ？

サイドレザーにはツヤ無しビニールレザーも選択できたんだけど、シートの横っちょって、乗降時によくブーツを引っかけたりするでしょ？　だからツルンとしてる方が引っかかりにくいし、汚れも取りやすいと思ったんだよね。そんなちょっとしたこだわり（笑）。

ちなみにエクセーヌってのは東レが開発した素材なんだけど、同社では自動車専用のアルカンターラって素材も出している。基本的には同じなんだけど後者の方が若干厚手なんだとか。お値段的も後者の方が高級……なので今回は前者を選択した次第(^^;)。

背景がムードないけど一応全体イメージ。


もはや極まってます。カッコよさ（自爆）

実は昨日、試走を兼ねて甲府方面へ出掛けてきた。
走行距離はおよそ430km。

シートの感触……最高！

カミさんは落ちて来ず（笑）、ボクのヒザはかな～り楽に。
と言っても、ハイペースのワインディング走行で、結構ヒザに来ちゃったんだけど(^^;)
これは筋力不足かつ、ステップワークはそれなりにやってる結果かと。

先日使ったジェルコンフォートシートに比べても快適性は高く、バックスキンのノンスリップ性や、何より自分自身に合わせた形状はゴキゲンこの上なしだ。

トライアンフ・タイガー1050単二号、構想実現への道のりは続く……。