ねえトーミン。

　
これより年末進行の季節が到来するゆえ、多分今年最後になりそうな気がする林道ツーリングを終えて、連休末日は鼻をすすりながらXLRの洗車と整備を敢行。

日曜のコースはほどほどに締まったいいコンディションだったけど、それでもところどころマディだったり水たまりがあったりで、バイクはもちろんオフ化粧ということになる。

さらには単なる洗車じゃなくて、この日の作業はクラッチワイヤーのグリスアップとエンジンオイル＆フィルター交換、そしてリヤサスリンク回りのグリスアップと盛りだくさんなのでガシガシ進めてみることに。

まずは水洗い。高圧、とまではいかないものの、そこその水圧をかけて泥を落としていく。ついでにチェーンクリーナーを使い、チェーン汚れも水圧でぶっ飛ばす。

大まかに汚れが落ちたり浮いたりしたところで、ウエスで水拭き。こびりついた汚れもこれでガシガシ落としちゃう。チェーンはブラシで清掃。さらに注油。

車体回りのワックス掛けはカミさんにお願いして、クラッチワイヤーのグリスアップへ。今回は5-56じゃなくてヤマハのワイヤー専用スプレーグリスを使用。いつものインジェクターでガッチリ注油だ。

続いてリヤサスリンクだ。本当はリンクをバラして清掃＆グリスアップと行きたいところだけど、残念ながらそこまでの余裕はない。……ので、以前購入しておいたこれを初めて使ってみた。


KTC製グリスガンだよ。

ジャバラのように見えるグリスカートリッジを装填して、その名の通り銃よろしくグリスをウニョっと注入できるスグレモノだ。

XLRのプロリンクサスペンションには計４箇所のグリスニップルが用意されているので、それらに順々にグリスを注入していく。
まだグリスが残っている箇所では、新しいグリスに押されて、古くなったグリスが摺動部から押し出されてくる。にゅるにゅる～♪
４箇所中１箇所は、押し出されてくるグリスすらないような状態だった。文字どおりのグリス切れ。それもこれで少しは良くなるとイイなぁ……と願い込めてさらににゅるにゅる。

グリスアップ完了。シートに跨ってうりゃうりゃと荷重をかけてみると、あのキーキー音が見事解消。取りあえず成功だ。
グリスガンに添付のグリスカートリッジは、必ずしもグレードの高いものじゃないようだったけれど、手間を惜しまずマメにグリスアップできれば、それなりに効果は期待できそうでうれしい。

おしまいはエンジンオイルとオイルフィルターの交換だ。

去年の秋以来1年振りの交換になるが、この1年の走行距離は1000kmあまり。使い方からして、こういうサイクルになるのは仕方ないよね。

フィルターはデイトナ製。ドレンボルトとワッシャは新品を用意したけど、外したパーツの程度は良好だったので、今回は再利用することにした。

廃オイルは例のオイルパックリ系の箱で受ける。
去年もらったアドバイスに従って、箱の中から磁化されたドライバーで拾おうとするがなかなかくっつかず苦戦。ようやく発見、救出に成功する（笑）。

走行1000キロ程度にしてオイルは真っ黒け。高速走行や林道など、使い方としてはそれなりにハードだったためだろう。

今回のオイルはこれを使用。


MOTOREX TOP SPEED 4T（と、ゾイルを併用）

鉱物油ベースながら100%合成油に迫る特性を実現し、さらには旧車にもやさしいという、ちょっとウマすぎるくらいの話に引かれてセレクト。ついでにゾイルでトリートメントだ。MOTOREXはKTMの純正指定オイルなんだけど、DUKEで使っている印象も悪くないので、これでイイ感じなら今後もいろいろ試してみたいな。


というわけでオイル＆フィルター交換も無事完了。
（※追記※実はこの後ドレン付近からオイルが漏洩気味なのが判明。トルク管理はちゃんとやったから、ワッシャ継続使用がまずかったのかなぁ(^^;)　ケチらず新品使えばよかった。買ってあったのに）

当分じっくりXLRに乗る時間は取れないと思うけど、また機嫌良く林道を走ってくれよと祈りを込めた整備メニューは、ひとまずこれにておしまい。