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わが12輪のラインナップ中、もっとも安楽かつ愛すべき乗り物・スカラベオが1カ月半の入院を経て帰ってきた。
修理完了の電話があったのが今日の午後7時頃。実際にバイクが運ばれてきたのが9時くらいだったろうか。
久々に対面する愛車は、綺麗に磨かれていてちょっと恥ずかしげだ。
「エンジン回りのパーツ、かなり入れ替わってますよ」とシャチョー。
「様子を見ながら乗ってもらって、少しでもおかしいところがあったらすぐ連絡くださいね」という言葉を残して去っていくトランポ。
もちろん、早速に試走せねばなるまい。
久々にまたがるマイ・スカラベオは、多大なるパーツ交換に伴って、各部が増し締めされた効果か、車体がシャッキリしているように感じる。
カミさんを後ろに乗せてスタート。ほどなく、シャチョーの乗ったトランポをパスして、快調に走る……ところが!!!
発信加速時や登坂路など、負荷のかかるところで40~60km/hに達すると、エンジンが失火したような状態が頻発する。そしてそれ以上加速できないではないか。
もう少しエンジンが暖まれば、と思ったのもつかの間、さらに状態は悪くなり、平坦路でも50km/hほどしか出せなくなる。後続のクルマにあおられる始末だ。
「再入院……」
そんな縁起でもない言葉が脳裏をよぎる。
いずれにせよ、このまま帰宅するわけにもいかず、周囲のクルマにあおられながらトライアンフ横浜北に向かった。
早速メカの方に試乗してもらうが、やはり症状は同じ。にわかにカウルが取り払われ、再度メンテナンスが開始された。
作業の間、シャチョー&奥さんともろもろの雑談。どんな業界でもいろんな苦労があるものだなぁ(謎)。
小一時間の作業後、今度こそ完調を取り戻したスカラベオを受け取ることができた。吸気系回りのマイナートラブルだったようだ。閉店間際の突貫作業に感謝!
今しばらくは予後を見守る必要があるかもしれないけど、帰路の感じでは今度こそ大丈夫そうだ。
この長期入院の間、結果的に交換されたパーツは、サーモスタット、サーモスタットカバー、フューエルホース(および燃料タンクアッシー)、メインハーネス、ウォーターポンプと多岐に渡った。これほどの大手術ながら、クレーム修理のため費用負担はナシ。お店のご苦労を思うと申し訳ないくらいだが、こちらも寂しい一月半を過ごしたのでお許しいただこう。
今回のトラブル、その根本原因は未だに明確ではないけれども、自分の推測では、つまるところ電装系に起因する問題だったように思う。
メインハーネスの損傷も、冷却系の破裂によるもの以外に、スイングユニット回りとの接触といった問題があったようだ。
推論をまとめるとこんな具合。
メインハーネスの取り回しが悪く、各部と接触損傷しリーク→冷却系の動作不良→過熱・破裂→高圧水蒸気の噴出による2次損傷(ウォーターポンプや燃料パイプ、ハーネスなど)
上記はあくまで推測なので、そう思ってお読みいただきたいが、スカラベオオーナーの方は、機会があればメインハーネスのチェックをされた方がいいかもしれない。イタリア車らしい大らかな組み立てが原因だとすれば、こうした問題が出るのはごく一部の車両なんだろうけど、その可能性はゼロじゃないんだから。
ま、ともあれスカラベオは帰ってきた。
うれしいし、楽しい。
さぁまた走っちゃうぞ~!
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ともかく復帰おめでとうございます。
今から、すからべニッキに訪問してきます。
どうもありがとうございます。やっと帰ってきました。(^^)
しかし、入院も長かったですが、自分のこの記事も無駄に長いことに今気がつきました。
読みにくくて済みません。(^^;)
僕はバイクのことはさっぱりわかりませんが、
元気になって帰ってきたのは分かります♪
また大事に乗ってあげて下さいね。
それにしても、素晴らしいですね、ディーラーのシャチョーさん(*^。^*)
こんな方がいればこそ、素敵に楽しめるというものです♪
その間・・・
なんとリコール箇所が2箇所も増えていて・・・(笑)
Fフォークの修理よりも、リコールの対策部品が入ってこないがために長期入院となってしまったみたいです!
スカラベオを始めとするイタ車。
あの大雑把なところが好きです!
取り寄せた部品に、取り付け穴が開いてなかったり、見るからに大きさが違っていたり・・・(笑)
それを扱うディーラーの皆さんの努力、本当に凄いです。
ありがとうございまーす。
ベリーサではお互いディーラーに恵まれなかった私たち(笑)ですが、バイクの場合はクルマ以上に手がかかることが多いので、お店はホントに大切だと感じます。
トライアンフ横浜北さんは、何かにつけ親身になってくれるので助かってるんですよ。
>ちゃのうさん
ふ、増えちゃったんですか(^^;)>リコール箇所
新型デイトナ675もすでに大人気だそうですが、ファーストロットはいろんな意味でアブナイかもしれないですね(笑)。
イタ車といえば「ユルさ」が浮かびますが、どうも欧州車全般にあんまり程度は変わらないんじゃないかというのが最近の感想です。BMWだって結構なリコールだのサービスキャンペーンだのありますからねぇ。
日本製品の程度のよさってのは、そういう意味でまだまだ大したもんなのかもしれません。
三菱「i」もヨーロッパならブレイクするかもと思うのはそのせいだから(爆)