
およそ読まれてない気がするこのシリーズ(爆)、最終回はTTことW-SIM音声端末についてのお話。
この端末は、W-SIM対応電話機の第一号で、DDなどととの「使い分け」を明確にイメージづける戦略のためか、今どき珍しくシンプルに機能を絞り込んだものになっている。音声通話以外に出来ることと言ったら、文字数制限の厳しいショートメール系の機能だけだ(ウィルコム流に言うと「ライトメール」と「ライトEメール」の2つのみ)。
そんなことよりこの端末の最大の特徴は、やっぱりそのサイズとデザイン。
トップ写真(ビンボー人なんで、液晶保護フィルムが付いたままでスミマセン(^^;))で分かるとおり、腕時計との比較でこのサイズは、とにかく小さい。
小さいケータイと言えば、ドコモのPreminiシリーズだけれど、この端末はそれとほぼ同等(ウィルコムおよび担当デザイナー氏曰く、小ささは追求しなかったらしいけど)ながら、実物を手にすると「!」と思うサイズには違いない。
だけど……

テンキーの断面形状はかまぼこ形で、そのサイズからして爪先で操作せざるを得ないのに、それを弾き滑らせやすい仕上げになっているのはバツ。このあたり、ドコモのPreminiは傾斜をつけたフラットな仕上げになっていたりして芸が細かい。
もう一つ苦言を呈しておくと……

DDではウィルコムマークを合わせて挿入すればよかったW-SIMカードが、TTではその逆向きに挿入しなくちゃならないようになっている。こういう不統一さはイカンよね。
工業デザインってのはこういうところが大事なんだと思うけど?>デザイナー氏
もひとつオマケに付け加えるなら、そのデザイナー氏が「作法」だと仰ってるW-SIMの挿入部のデザインは、コインなどで回転させる必要のあるロック(製品サイトのアニメでは指先で操作しているけど、少なくとも爪の薄い自分にはムリ)が備わっていて、出先でガンガン端末を使い分けたい向きにはストレスにしかならないような気がする。節度がありつつも、もっと操作性のイイ方法を模索して欲しかったなぁ…と思ったり。
と、まぁそんな具合に言いたいことはいくつかある音声端末「TT」だけど、僕にとっての当初目的である「置き電」には十分すぎる気の利いた小物であることは間違いない。
PHSらしい小気味よさや通話音質のよさなど、久しぶりに試してみるとやっぱりイイものだ。
今回のW-SIM導入には、個人的にはもう一つの狙いがあるんだけど……それはまたの機会に、ね。
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でも、SIM STYLEならUSBに差すだけでWin、Mac両方使えて、しかも電話も使えちゃうってことですよね。
MioはSDカードタイプしか入らないから、これは使えないかもしれないけど、いいなぁ、これ。
デザインも面白いし。
抜き差しの作法は言い訳っぽかったけど…。
今のまま使わないでいるのもイヤだから、自分に刺激を与えるために導入しようかなぁ。
仮にSIM STYLEにすれば、mioのAirEdgeのプランと一緒にできるんですかねぇ。
できれば一本化したい…。
mio……負けるもんか……(ぼそっ)