レプソル・ホンダチームが08年のMotoGPでもミシュランタイヤの使用を続けることを表明した。
タイヤメーカー別に見ればBSの圧勝に終わった今シーズン、ともすればストーナーの才覚をすら素直にそうと受け止められないほどの展開に、かのバレンティーノが早々と来シーズンのBSへのスイッチを決めた矢先のこの発表。
正直、ホンダを見直した。
スペンサーとNSRが2クラスを制した85年シーズン以来(85年当時はまだバイアスタイヤが主流だったんじゃないかな)、ミシュランのラジアルタイヤとホンダが切り開いてきたモーターサイクルレーシングの技術的地平は、多くのライダー達の才能と努力とを勘案しても、その土俵として足場として、絶対になくてはならないものだったと思う。
別にBS嫌いなわけじゃないけど(R2もXLRもGPZもぜーんぶBSだ)、ロッシがヤマハに移籍して「ライダー>マシン」を実証するかのように勝利したあの笑顔を思えば、「タイヤ>マシン」であるかのようなBSへの傾倒は、ホンダのプライドにかけても受け入れられなかったに違いないし、「タイヤ>ライダー」であるとも解せそうな流れだけに、ロッシよそれでえんんかいと思わなくもない。
ともあれ「ビブ縛り」(このステッカー貼っちゃったらよそのタイヤ履けないよねぇ(^^;))がかかってる白虎のためにも、来シーズンはミシュランの復権を期待したいものだ。せめてがっぷり四つ相撲を、ね。
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