FLAIR CLOSSOVER/Tenere700/XLR250R/TRICITY125の11輪生活と雑感たれ流し。
迂回亭新館



 
いまだその余韻さめやらぬ2009年シーズン。

とりわけ、レギュレーション変更によって今年が最後となった250ccクラスでは、日本の青山博一がホンダにチャンピオンをもたらすなど、忘れられないシーズンになった。

開幕から終盤まで、シーズンの大半にわたって青山とポイント争いを続け、今シーズンを大いに盛り上げたのが、アプリリアのワークスマシンを駆るチーム・アスパーのアルバロ・バウティスタ。シーズン終盤にミスや不運が重なってタイトル争いから脱落したものの、間違いなく今シーズンの主役の一人に違いない。

トップ絵は、そのバウティスタの最終戦での走り。
250ccクラス最終戦、そして自身にとってもチーム・アスパーでの最終戦となるこのレースに、彼はスペシャルヘルメットを被って臨んでいた。

見覚えないかなぁ……。
アレですよアレ。

そう、チームのオーナーであり、かつて小排気量クラスで無敵を誇ったスペインの英雄・ホルヘ・マルチネス・アスパーその人のレプリカヘルメットだったのだ。このヘルメットをGPシーンで目にするのは、97年のアスパー引退以来のことじゃないだろうか。

もっともキャリア晩年のヘルメットは、見ての通り相当アレンジが進んじゃってたみたいだけど。

さて、この印象的なヘルメットグラフィックに見覚えのあるアナタは、間違いなくボクの友だちでもあるはず。

ボク自身が愛用しているスペシャルペイントのヘルメットも、

このアスパーレプリカなんだから。


来期からは師・アスパーの下を離れ、新天地スズキワークスでMotoGPクラスに挑戦するバウティスタ。同じく最高峰クラスにステップアップする青山、そしてシモンチェリたちと一緒に、来る2010年シーズンを盛り上げてほしいものだ。

次にGPの舞台でアスパー・レプリカが見られるのはいつのことか。
そしてそれを被るのは誰だろうか。楽しみに、気長に待ってみたいと思う。

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