神秘の居酒屋

　
よせばいいのに何年かぶりにクリスマスイルミが復活し、人混みと渋滞しきりの表参道。半分息抜き半分お仕事でその表参道を訪れた。

仕事を兼ねた一軒目では、オシャレこの上ないワインの利き酒。
いや～表参道ライクですな。

とは言えすでにオヤジ化した体質ゆえ、これで終われないのが悲しい性。
赤提灯のぬくもりを求めて裏路地をさまようことに。

トップ絵は、そこでのれんをくぐったとある居酒屋でのワンショット。
場所柄からすればリーズナブルな品が並ぶメニューだが、とてつもない違和感を感じる！！

「……何だ？　このプレッシャーは？」
なんてつぶやきはしなかったものの、やっぱり変だよこのメニュー。

よく見てほしい。

「岩ガキ香草焼　2枚500円　4枚1050円」
ん？
「定番牛タン塩焼き　3枚550円　6枚1150円」
何だとぉぉぉぉぉッ！？

どちらも損なのだ。たくさん頼む方が（唖）
ひょっとして多い方は税込？なんて思ったけど、どうも違うらしい。

速攻でお店の兄ちゃんを呼んで詰問する。
「ねぇこれ、どうして多い方が割高なの？」
「は？　へ？　んんっ！？　……（目が点）……少しお待ちくださいっ！」
店の奥へ走り去る店員さん。

戻ってきて小声で言うには
「あの……たくさんの方が、いろいろサービス入ってるそうです」
は？　サービス？
「要はカキが大きいとか舌が長いとかそういうこと？」
「ええ、まぁ、それはそのゴニョゴニョ……」

ま、問い詰めても始まらないもんねぇ。(^^;)
「本日のオススメ」というペラものだっただけに、きっと設定間違えちゃったんだろうなぁと苦笑。

実は「岩ガキ香草焼　4枚」ってのをオーダーしちゃったんだけど、2枚ってのを頼んだわけじゃないから、ホントに「サービス」されてたのかはの謎のまま。

そんな師走のミステリー。
おっかさん、東京はフシギなとこじゃ。