起床 at 就寝時間

　
年度末の今週。昨年秋からずーっと続いてきた仕事の山もピークを迎えていた。
連日床に倒れ込むのは朝近く。ほどなくして夢遊病者みたいに起き上がって仕事を続ける日々。それもどうにか一段落したところに、桜の季節がやってきた。

年度内最後の納品業務を終えた金曜日。久しぶりに夜半ごろ床に就く。
目覚ましは４時半にセット。ここ数日の就寝時間ってところだ。

目覚ましのベルに促されて瞼を開くと、さっそく身支度。
カミさんもムクムクと起き上がってきたかと思うと、そそくさと支度を進めている。

そう。

今日はきのっぴーさんとめぇさんに誘われて、花見ツーリングとしゃれ込むことになったのだ。と言っても、今日はカミさんが夕方から別件で出掛けることになっていたので、ボクたちは早上がりが条件。
それでも快く同行させていただけることになってうれしい限り。
いや～久しぶりだよツーリングらしいツーリング。(T-T)

５時過ぎに家を出ると、新羽、市が尾、柿生、永山と結んで下道を八王子へ。
６時過ぎには八王子インター近くのファミレスに到着する。ここが合流ポイントだ。

和定食なぞ食しながら二人の到着を待つ。
食後のコーヒーの頃、きのっぴーさん、めぇさんの順に無事到着。

「私気合い入ってますから！」
めぇさんの意気込みに背中を押されて、早速出発だ。

まずは手近な「羽村の堰の桜」へ。
八王子からはバイクで小一時間の距離。あっという間に着いちゃう。


「堰の桜」っていうよりは、「土手の桜」って風情？

案内役のきのっぴーさん的には「事前情報の写真にダマされたかも(^^;)」てなところで、ほんのちょっとサビシイ状態。
あたりには無人の場所取りドカシーなんかがあって、ここは桜もさることながら、花見宴会の名所なのかもと思ったり。

とは言え、こんなことでは全然へっちゃらな我々「桜追っかけ隊」。
続いて目指すは青梅は梅岩寺だ。

青梅街道からの街道沿いからの進入口にちょっと迷いつつも無事到着。
見事な枝垂れ桜が目に入ってくる。


曇天のこの朝、少し青ざめた桜の色は、音に聞く「薄墨桜」もかくあらん、という感じ。

トップ絵はそんな桜をちょっと気取って切り取ってみたもの。

続いてはこの梅岩寺の枝垂れ桜の縁続き（？）にあたる桜が見られるという、近くの金剛寺へ。

こちらは残念ながらかなり樹勢が衰えていて、先の桜と見比べると少しばかり哀れを感じる。


だもんで、門越しに額縁で飾ってみましたよ(^^;)

さーて、これで「花」の部、ひとまず完了。
こっから先は「ダンゴ」目指して山越えの部だ。

青梅街道を西進。ネズミ取りをやり過ごしたりしながら奥多摩湖へ。


ここでトイレ休憩。
ついでに他のグループのバイクをネタに盆栽談義に興じたり、めぇさんはチケ電に挑んだり（笑）。

ER6n乗りのお兄さんにタイガー褒められちゃったよ。
やっぱしカワリモノ好き？(^^;)

ここからは南下。奥多摩周遊道路……には入らず、鶴峠を経由して上野原を目指す。
ゴキゲンなワインディングルートを、きのっぴーさんのZX-12R、めぇさんのホーネットを追って快走。
今日の中途半端な天気予報のおかげで、交通量もほどよく少なくて有難い週末だ。

めぇさんは連日の講習会通いの成果か、フォームも安定してて、後ろから見ていても安心。
奥が回り込んだコーナーで、何度かステップガリッとやって「おっとっと」してたのはご愛敬。(^^)


途中休憩した土地の物産販売所脇にて。
きのっぴーさん、クルマにひかれないようにね。(^^;)

この後、甲州街道を横切って篠原、鳥屋とつないで宮ヶ瀬へ。
ここでレストランに滑り込み、ダンゴにありつく。いや昼食ですが。

く～！　走ったあとは腹が減るネェ！

ところでこのお店、オーナーさんがかなりの道楽者のようで（失礼！）、店内にはビンテージな単気筒のMVアグスタが新車時のビニールカバーもそのままに飾られていたり、地下にはこんな方のイラストギャラリーがあったり。お店の建物であるログハウス自体がオーナーさんの自作だっていうんだからビックリだ。

ここでウチらは残念ながら早退け。

カミさんの用事に間に合わなくなっちゃマズイので、お二人に別れを告げて帰路に就く。
この後二人は伊勢原方面の温泉を目指すとの由。
ホントに元気なんだからもう～♪(^^;)

わが白虎クンは目論見通り15時過ぎに無事帰着。
本日の走行距離は200km少々で、オドメーターも1000kmを超えた。

てなわけで、半日ちょっとの春追いツーリング。
タイガーの慣らしもこれでまたちょっと進んだし、なにより気持ちが随分とリフレッシュできたことよ。

明日からはもう4月。
約束の季節到来。

さぁ、これからガンガン走るぞよ～！