2024年からの働き方改革。以前ブログにも書きましたら、医師の「自己研鑽」が問題になっています。「自己研鑽」は残業に入らないので、何もかも自己研鑽にして残業代を出さないようにしようという企みがあります。特に大学病院では、医師が薄給で働いており、多くの時間が「自己研鑽」で残業代は出ません(# ゚Д゚)
名古屋大学が、以前医師らの時間外労働を正確に把握しようと、夜間診療や学会への出席を一部勤務と認めて調査しました。その結果、職員への時間外手当の支払いが月に約3000万円増えました。赤字になるので、教育と研究を原則「自己研鑽」として勤務扱いの区分から外しました。
まあ、こうなりますよね(;^_^A。まともな給料払ったら大学病院なんて大赤字です。そのうえ、看護師や事務は市中病院より病院の仕事やってくれないし(中には採血や点滴までやらされている大学病院もあります)、医師にとって大学病院にいる意味はほとんどなくなっています。だから次々中堅の医師が辞めるんですよね…。このままだと日本の医学研究や教育はどうなるやら┐(´д`)┌ヤレヤレ
そんな中、厚生労働省から、何でもかんでも自己研鑽にするなとの通知が出ました。「教育・研究」の研鑽は労働時間と厚労省が明示した形です(令和6年1月15日厚生労働省通知(基監発0115第2号))。
大学病院の勤務医、「教育・研究」の研鑽は労働時間 厚労省が明示 https://t.co/XCNwc7vNqd pic.twitter.com/4J53CiHyO8
— 日刊薬業/MEDIFAX 主要ニュース (@jiho_seed) January 18, 2024
さてさて各病院はどのように動くでしょうか?宿直扱い問題も残っていますし、今後どうなりますかね。
このように医療が壊れているのは、軽症でもすぐ救急車を呼ぶ常識がない人たちが増えているためでもあります。先日救急の医師が、20₋30代の風邪の患者が救急車で立て続けにきてブチ切れていました(;^_^A。もう救急車代金2万ぐらいとっちゃいなよ。