東洋文庫ミュージアムの無料入場券があったので、利用してきました。
静かで趣があってよかったです。
展示されている書物に、「六物新志：大槻玄沢著」がありました。説明文に「六物とは、当時オランダから伝わった一角（ウニコウル）、人魚、ミイラなど６種類の薬の原料のことで、これらの効能について蘭書に基づき表しています」と書かれていました。玄沢は、「人魚の肉が皮膚病に、骨は血止めに良い」と記録しています。人魚のイラストもありました。昔の人は人魚を治療に使っていたようですが、まさか本当に人魚がいたわけではないでしょうし、いったい何を人魚として扱っていたのだろう？と当時に思いをはせたのでした。
