またか、と。
また、就職氷河期世代を犠牲にするのか、と。
少子化問題が騒がれていますが、もう遅いんです。団塊ジュニア世代・就職氷河期世代の若者を、自己責任という言葉で切り捨て、多くの若者が結婚や子育てをあきらめました。もうその世代が出産・育児をするのは難しいのです。
この世代の女性は、結婚したら退職しパートに移行する人が多かったです。今も育児をしながら正社員を続ける支援が不十分だといわれていますが、昔はそんな支援ありませんでした。その女性たちが離婚や死別でシングルマザーになると、すぐに貧困層に陥ってしまいます。
無事就職した人も、やっと上の世代がいなくなったかと思えば、脱・年功序列ということで若者が支援される世の中になりました。今まで年長者に虐げられてきたのに、これからは実力社会という名のもと虐げられます。
NTT、「GAFA予備校」返上へ人事改革 流出阻止 20代で役職/飛行機通勤も
8050問題が話題になっています。団塊ジュニア世代の不登校、引きこもりがこの問題を引き起こしています。以前から引きこもりに関して警笛はならされていましたが、対策はいまだ不十分です。当時、いじめや不登校対策しなかったものね…。
すべて「自己責任」と言われますが、この世代の見捨てられ方はひどい٩(๑`^´๑)۶
この世代で就職できず非正規になった人たちの多くは、今の世代だと普通に就職できる能力がありました。結婚してパートになった女性も、今の制度ならキャリアを積めていたでしょう。年功序列で虐げられた優秀な人たちは20代30代で出世できていたでしょう。
今国は、少子化対策遅かったと反省して慌てて対策しているようですが、あと20年もしたらもっと悲惨なことに気づくのです。大量の生活保護受給者、生活困窮者への補償が国の財政を圧迫させることに。これが就職氷河期世代の復讐です。今まで苦労したのだから、この世代の人たちは遠慮せず、身勝手な「自己責任論」など跳ね返し、国の支援を使いまくってください。