昨日看護師の給料について書きましたが、医師の給料について思うところを書きます。
医師の給料はその人の技量や知識などに全く依存しません。
保険診療だと、世界屈指の外科医が手術をしても、研修医上がりが手術をしても同じ値段です。日本は専門医の診察をその日のうちに受けることができます。
また、肩書では技量はわかりません。○○大学の教授だからと言って手術がうまいとは限りません。教授は論文数がものをいうので、何なら手術下手な教授もいました（近年は論文偏重ではないため手術が下手な教授は減っていると思います。）大学病院の医師より、開業医の方が知識や経験が豊富なこともままあります。
で、平等日本の医師の給料ですが、忙しい最先端の病院ほど給料が安いです。一般には開業医の方が、勤務医より給料が高いです。開業医は入院や救急患者は診ません。働き方改革で問題になっているのは勤務医です。そして、自由診療（美容系など）だとさらに給料が高くなり、最近の若い医師は美容系に多く進んでいます。
日経の記事にもこのようにあります。
なので、財務省が開業医の診療報酬を下げようとしているのはよくわかる気がします。
日本医師会は開業医が中心となる団体ですから、これからの交渉がどうなるでしょうか？自分的には、一律診療報酬を下げるのではなく、COVID19の時献身的に診療していた開業医にはさらに報酬を追加し、COVID19の時全く協力せず甘い汁を吸っていた開業医からは報酬を取り上げてほしい、と思っています。
