つれづれ日記

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数学の天才たち

2024年02月04日 06時00分00秒 | 日記

数学の歴史を学ぶと、要所要所に天才が一定間隔で生まれており、その人々が数学を一気に高みにあげていることに気づきます。

古代ギリシャではユークリッド(エウクレイデス)、アルキメデスが有名です。ユークリッドの著書「原論」は聖書の次に読まれた書物と言われています。

アラビア数学では、フワーリズミーが有名です。彼の名前がラテン語訳で「アルゴリズミ」となり、英語の「アルゴリズム」になりました。2次方程式を代数的、幾何学的に解いていきました。アラビア数学と言えば代数学がですね。幾何学だけなら我々は高次元の思考ができないところでした。

近代西洋ではデカルトが有名です。同次法則を破棄したのは画期的な進歩でした。それまでの方程式は、同一式内では次数の一致が必要でした。x²+xy=y²のような式ですが、これは幾何学的思考(2次方程式なら平面、3次方程式なら立体)と結びつけるため、次数をそろえる必要があったからだと思います。記号法も進歩しました。未知の数をxとかx²と書いたり、既知のものをaやbと書けるのはデカルトのおかげです。

ネイピアやブリッグズ、ビュルギによる対数表の普及は近代における計算法を驚異的に発展させました。

ニュートンも天才でしたが、ニュートンと同時に微分積分を見つけたライプニッツは天才でした。ニュートンの微分積分は流率法と言いちょっと自分的には理解しがたいのですが、ライプニッツの微積は現在われわれが高校数学で習う微積分です。記号も∫やdを使用しており、ライプニッツがいなかったら我々はもっと複雑な微積分を学ばないといけないところでした。

日本の和算では算聖と言われた関孝和が有名です。この頃西洋では記号法が確立していましたが、鎖国中の日本でも関孝和が記号法を成立させました。

歴史というのは面白いですね。



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