日本のFX投資家をミセス・ワタナベと呼び始めたのは2000年ごろです。
当時、為替相場が、昼を挟んで反対方向(主にドル買い)へ動く現象がしばしば見られました。原因を探ると、日本の主婦やサラリーマンなどの個人FX投資家が、昼休みに「円売り・ドル買い」注文を出していたことが判明しました。イギリスの経済紙「エコノミスト」が、海外でよく知られている日本の姓「ワタナベ」をとって「ミセス・ワタナベ」と呼んだのが始まりです。
最近の円安ドル高で、ミセス・ワタナベが帰ってきたようです。今回は、前回のように一獲千金の逆張りではなく、為替差益を狙って早めに利益確定しているとのこと。と言っても、レバレッジをかけた投機的な投資だから、新聞記事のように資産形成に当たるといえるかは微妙です。