遠州のかめの『山へ行かまい』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

奥茶臼山(南信) 2012-10-27

2012年11月01日 | 3.南信

奥茶臼山(おくちゃうすやま 2437m) 天気:晴れ/曇り

 鬼面山から南アルプスの手前に見えた奥茶臼山。ロングコースなので秋に行くと陽が暮れるかも知れないが、今年買った新型のヘッドランプを持って、晩秋の森を歩きに行ってきました。

 ↓しらびそ峠

 

 行きはR152で兵越峠を越えていく。道は少しずつ良くなっているが、兵越峠はガスの中だし道は狭いしで運転はとっても疲れてしまう。帰りは矢筈トンネルから飯田回りにしようかな。しらびそ峠まで3時間以上かかって6時半に到着。先着は2台のみだが直ぐに1台が登ってきた。天気は快晴、空気は涼しいが風が無いので陽が上れば暑くなるかな。

 ↓登山口の標識

 

 紅葉はもう少しでしょうか。登山口の階段を登って登山道に入る。標識には奥茶臼山まで4.5時間となっているが、前回は5時間かかった。成長したかめさん、今日は何時間で登れるかな。まずは低い笹原の落葉松林に良い道が登って行く。右手へビューポイントの標識が2つ有る。1つ目は大した展望は無い。2つめは聖が見えるのかな?、ボチボチの展望だが朝のうちは逆光で良く見えない。ここで朝飯のパンを飲み込んでいると、後発の単独者に追い越された。前尾高山の山頂はここからひと登りだが、樹林の中の暗い山頂だ。

 ↓前尾高山

 前尾高山から一度下って、シラビソやコメツガかな、の、針葉樹にコケの明るい森の道に変わる。この先はずっとこんな感じの、ステキな森の中を進む。そうです、この山は森、もり、モリのてんこ盛りコースです。

 ↓森

 道は尾根を行ったり斜面を緩く登ったりするが、ずっと森の中。最後にチョット登って岩を越えると、岩の上に尾高山の標識を見つける。標識の先は水平の尾根で、すぐ先の右にビューポイントが有る。展望は、、やっぱりまぁまぁだが、ここは良い休憩場所になる。

 ↓尾高山

  尾高山の先の岩から奥尾高山と目指す奥茶臼山が遠くに見える。まだまだ半分も来ていないからね。登山道は岩の手前を右に下っている。ルート唯一のロープが下がっている急下りだ。

  ↓奥茶臼山と奥尾高山(P2266m)。チョット雲が出てきたかなぁ。

 ↓森

 急下りの後は整備された立派な道が森の中に続く。奥茶臼山まで4ツの山頂を越えるが、この区間が一番短いだろう。40分弱で奥尾高山の山頂に着く。ここは森の中に苔むしたでっかい切り株と太い倒木が交差している。

  ↓奥尾高山

 平坦な丸い山頂から先に進むと、下りの途中で奥茶臼山が見える。尾高山に比べると随分と近くに見える。下った後はやっぱり森の道を進むと、少し先の森の中に小さな池が有る。

 ↓池 or 沼

 池から尾根を少し登る。森が深くなり倒木が増えるが道はしっかりしている。奥尾高山から1時間ほどで平坦な森の中に岩本山の標識を見つける。

 ↓岩本山

 次のピークは目的地だ。なんとか12時までには着けそうだ。山頂を13時までに出発すれば暗くなる前に帰れるでしょう。良かった。

 ↓森

 出発すると道は森の中。道は少し右よりへ移動して森の中を進む。その先で道は広い平坦な森の中を右へ左へと倒木を避ける様に付いている。いや、森を満喫させようと隅ずみまで歩かせているのかな。やがて左手の樹林の先に奥茶臼山の山頂が見えてくるが、だいぶ雲が出てきた様だ。

 ↓もう少しだ

 ここから道は左へ斜面のトラバースになる。標高も上がって陽がかげれば、チョット寒いぞ。

 ↓山頂前の斜面

 

 斜面を一登りすれば伐採地に出て展望が開ける。赤石岳が見られるはずだが、今日は山頂部に雲が掛かっていて見られない。伐採地の北斜面には雪が残っている。とたんに寒さを感じる。

 ↓山頂手前の展望地

 伐採地から枯れ木の急な尾根を登る。ラストの登りはあと少しで山頂だ。

 ↓ラストの登り

 水平になると道脇に雪が残っている。今シーズン初めての雪道だ。

 ↓雪道。

 少し先の尾根の末端が奥茶臼山の山頂だ。樹林の中で展望は無い。が、しかし、こんな沢山の標識は要らないよなぁ。

 ↓奥茶臼山山頂

 山頂の先を続く踏み後をたどって伐採地へ下る。斜面にはうっすらと雪が有り、踏み後はなくなってしまうが、構わずに下る。ここは絶好の展望地で、伊那山脈と仙丈~赤石の南アルプスが一望のはずだが、今日は曇りになってしまった。二児山が見えるかなと思っていたが、見えないなぁ。

 ↓山頂先の展望地

 前茶臼山から鬼面山辺りは見えているが、飯を喰っていたらどんどんと雲行きが怪しくなってきた。山頂の上から尾高山へは黒い雲がかかってきた。ここで降られたら雨じゃなくてみぞれか雪になるかもしれない。。。帰ろうっと。

 ↓雲の展望を満喫

 やっぱり帰りの登り返しがキツイが、なんとか日没前に登山口に帰って来られた。曇っていた空も陽が戻って、シラビソ峠の落葉松がオレンジ色に燃えている。

 ↓帰ってきたよ登山口

 

 帰りは矢筈トンネルから飯田へ抜けたが、暗くなったら道がわからず迷ってしまった。山の中より町の中のほうが、勘ナビが働かない、、のかも、知れない。

  TIME (やっぱり登り5時間、下り4時間。成長して無いなぁ・・)

シラビソ峠(6:55)→前尾高山(7:55)→尾高山(8:50)→奥尾高山(9:30)→岩本山(10:30)→(11:45)奥茶臼山(12:45)→岩本山(13:40)→奥尾高山(14:40)→尾高山(15:25)→前尾高山(16:10)→(16:40)シラビソ峠   往:R152 125km 3.5h 復:R151 150km 3.5h


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