遠州のかめの『山へ行かまい』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

夕日峠(川根) 2009-02-15

2009年02月19日 | ・川根・奥大井
 夕日峠(ゆうひとうげ) 1000m 天気:晴れのち大量の花粉

 川根の夕日峠に行って来ました。夕日峠だけではチョット短いので、大谷山へ行けそうだったら家山林道へ出て朝日の段まで行ってみようか、やぶで行けなかったら雲見方面への道を探ってみようか、と、出たとこ勝負の計画、、もとい、、先の事はあまり考えずに出かけた。
 東名を牧ノ原ICで降りると、空港へ続く立派な道路が開通していた。道路は予定通り開通したが空港のオープンは延期されている。金谷を抜けて大井川左岸道路を北上して家山へ。家山の交差点はまっすぐ行くと道が細いので、家山駅前を南下して家山川の手前を曲がって塩本へ進み、青少年の家の看板の次の道を右に入って湯島へ向かう。湯島への道は細く、小さな落石が散乱しているが、程なく湯島の集落に着く。さらに舗装路を終点まで行けばそこに夕日峠の看板が見つかる。
 ↓林道終点の駐車スペース。右へ行く舗装路が登山コース。


 ダートの林道はさらに続いているので塞がない様に停めれば1台、ムリして2台がやっとこさ。夕日峠の標識に従って歩き出せば道は民家の軒先へ続いている。お~、ほんとにこっちで良いのかと足踏みするが、他に道は無い。家の中を通るみたいで、そっとすり足で通り抜けるとすぐ尾根道に合流する。
 尾根に乗ると雑木林の中の道は落ち葉に埋もれ、ウグイスの声を聞きながらのんびりと登る。やがて道は杉・桧の植林帯に変わり、鳥の声もやんで物音一つしない静かな登りに変わる。樹林の中の道は良くはっきりしており、古い赤い標識や新しい白い標識が頻繁に現れる。
 ↓赤い標識は少し古い。白い標識には残りの距離が記載されている。


 昨日は静岡で26℃を記録。今日も破格の暖かさで、汗だくになって登ると1時間と40分ほどで966mの夕日峠展望台に着いた。今日始めて展望がきくが遠くまでは見通せない。
 ↓夕日峠展望台


 休憩したら登山路を先に進み、地図上の夕日峠ピークへ向かう(峠なのにピークっておかしいけど・・)。少し登って下ると造成中の林道にでくわすが、ロープで林道に入らない様に通行止めにされている。林道を突っ切って山道を奥に進めばすぐに夕日峠の標柱の有る小さなピークに出た。展望の無い静かな山頂だ。
 ↓夕日峠ピーク(写真奥が雲見方向、大谷山方向は右)


 ここは2万5千図で1000mの等高線が小さな丸を作っているところ。この位の円かなぁ、、とか想像をして楽しむ(・・うっ、暗いぞ・・)。
 道はここで3方向に分岐している。雲見への道には危険なので行かない様にとの看板が立っている。さらに、湯島へ降りるか家山林道へ進む様にと書いて有る。なるほど大谷山方向へはしっかりした道が通っており、なんとなればさっきの林道を進めば家山林道に出られるはずだ。あっさりと出たとこ勝負には勝利してしまったので、大谷山方向への山道へ入る。段まで切られた良い山道を進むとすぐに先ほどの林道に出た。尾根上の林道を少し進むと左へ山道が上がっている。山道へ入り、少し進めば大谷山に着いた。ここも杉の植林帯の中の静かな山頂だった。
 ↓大谷山山頂。


 ここで道が分かれている。地図では右が尾根道で左は枝尾根から林道に下る破線のはず。右の道を偵察したが、すぐに斜面を急激に下っており、引き返して左の道を行く。左が正解で(右へ行ってもすぐに林道に降りると思われるが)尾根上を進むと地図の947m標高点で右に折れ、ほどなく右下に林道が見えてくると、鉄のハシゴで林道に降りた。ここから後は林道歩きだ。
 ↓林道に降りたところ。               ↓林道歩きでやっと南アルプスが見えた。
 

 林道を20分も歩くと舗装の家山林道に出る。こちら側はチェーンが張ってあり新入禁止になっている。
 ↓家山林道に出たところ。左のダート林道から来た。


 ここからは車道歩きで朝日の段に向かう。舗装の良い道が続くが、車は15分に1台位い通るだけ。
 ↓林道をテクテク歩いていると、杉花粉の飛散する悲惨な光景が見られた。


 1時間も歩くと1本杉の標石が有り、そこが倉平・峰への林道の分岐だ。そのまま家山林道を進めば2~3分で朝日の段公園に着いた。
 ↓朝日の段公園。


 遠くには南アルプスの白い峰が望め、眼下には大井川の流れがくねくねと曲がっている。風の音もしない静かな公園に、麓から蒸気機関車の汽笛があがって来た。日なたに居ればぽかぽかと暖かく、まっった~りとぬくぬくとした時間が流れる。そこへ再び「ボ~~、ボ~~~」と汽笛の音。、、ここは本当に良いところだ。
 ↓朝日の段から大井川。北方の展望。


 さぁ~て、飯を喰ったら、あとは帰るだけだ。家山林道を戻り、1本杉の分岐から倉平・峰方面へ向かう。林道をひたすら下り、倉平と峰の集落を通過すると、今朝、車で通った林道に出る。ここからは家山川沿いの林道を湯島集落に戻った。
 ↓倉平から朝日の段あたりを振り返る。


 駐車スペースに帰って来たらフロントガラスに杉の花粉が積もっていた。花粉症では無い自分もさすがに鼻がグズグズする。

 TIME
湯島駐車スペース(8:30)→(10:10)夕日峠展望台(10:20)→夕日峠(10:25)→大谷山(10:40)→林道下降点(11:00)→家山林道(11:20)→(12:30)朝日の段(13:20)→湯島/峰・倉平林道分岐(14:30)→(15:30)湯島駐車スペース  、林道歩きの方が長いじゃん・・

 浜松のジャカランダ様、情報有り難うございました。カシミール

 「夕日から朝日へ向けて縦走する」、なぁんてタイトルに使えばなかなか粋じゃなぁい、、と思ったが、、さほどの内容じゃ無いのでやめました。やめて良かった、、やってたらボコボコにされていたかも・・・有ると思います!
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