遠州のかめの『山へ行かざぁ』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

毛無山(天子山系) 2007-07-29

2007年07月30日 | ・天子・毛無山

毛無山(けなしやま:静岡・山梨県境:1946m)2007-07-29(日) 天気:曇り

 去年6月に登った時に、毛無山の主に「今度は夏に来なさい」と言われた。去年は夏に来れず9月になってしまったので、今年は7月に来て見た。

 今日は天気がいまいちなので、登山口に少しでも近い有料駐車場に車を停める。そこで、ばったり毛無山の主と再会してしまった。毛無山登山1400回を越えたと言われる。毎週登っても27年かかりますよ。世の中すっごい人が居るもんだと思う。

 このコースはとんでもない急登登り一辺倒の3時間耐久コース。地蔵峠コース分岐上に有るコースタイム140分の看板に「うそつき」とつぶやいて急登に取り掛かる。曇りとはいえ今は真夏。歩き出せば汗が噴き出す。7合目からは花も見られ、高度が上がった実感がするが、急登は変わらず。8合目の上に富士展望台。本日の天気は下の写真の通り。

 今日はこんな天気。(富士山展望台より)


 道がやっと水平になると、左に地蔵峠からのコースを合わせ、何も見えないアルプス展望台に寄り道して、バイケイソウの咲く稜線の道をほんの少しで山頂に到着する。山頂からも何も見えないが、「あさぎまだらがマルバダケブキの蜜を吸っている」(←とても言いにくい)。山頂で再び毛無山の主に会う。すでに大見岳まで行ってこられたが、しもつけ草はまだ少し早いとの事。早速私も稜線を往復しました。ここは季節毎に様々な花の咲く高原の花畑ですね。しかし近年、乱獲されて何種類かの花は全く見られなくなったらしい。こんな山の上にも、さもしいやつらがやって来るとは、全くもって残念だ。

 山頂付近。


 稜線で遊んで山頂に戻って来ると1時間以上も過ぎていた。山頂で昼飯を食べているとガスがどんどん濃くなって来た。ジャスト12時にどど~んっと合図の雷鳴が小さく鳴ったので来た道をとっとと降りる事にする。地蔵峠の分岐を過ぎるとガスはますます濃くなり、周囲は夕闇の様な暗さになった。ザーと来るかと思ったが、その後は雷鳴は聞かなかった。

 7合目(帰り)


 7合目でガスの下に出た。明るくなり、時々陽が差し、ほっとする。急な登りは帰りには急な下りとなる。登り返しなぞ全く無い真っ逆さまの様に見える急激な下りだ。やばい、結構足に来ている。年じゃない、トレーニング不足だ。うーん、がんばって選挙に間に合う様に帰らなければ。

  花たちと蝶ども

   ↑しもつけ草                       ↑やまほたるぶくろ

  ↑きばなやまおだまき                     ↑きんぽうげ



  ↑バイケイソウ                            ↑山百合

 ↑マルバダケブキの蜜を吸うあさぎまだら   と、きあげは↑

 例の140分の看板だが、山頂の新しい案内板によると滝見台から山頂までが140分となっている。それなら納得なんですけど。

登山口(7:05)→(7:45)滝見台→(8:40)5合目→(9:50)富士山展望台→(10:15)山頂→大見岳散策→山頂(12:00)→(13:00)5合目→(14:10)駐車場  150km 2.5h

 今朝、有料駐車場に備え置きの封筒が無かったからって、スーパーのレシートに500円玉を包んでポストに入れたのはどこのどいつだぁ。・・私だよ。


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