そんな○○に魅せられて

アメリカ、本気出す?

在NYCの日本人ママ友さんと、子どもの学校のことで色々と話をする機会があります。
皆さん教育事情やシステムのことを本当によく勉強されていて、子どもさんも、とても優秀。
「ああ、やっぱり私って…(ため息)」と、自分のダメ母ぶりを思い知らされたりするわけですが、
そんな私にも役立つ情報をたくさん教えてくださるので、いつも有難く拝聴しております。

そこで共通の話題が「最近、子どもの勉強の内容と宿題がグッと難しくなった」ということです。
日本のようにこぞって学習塾に、とまではいかなくとも、小学校低学年で毎日自宅学習の時間が2時間、3時間は必要と。
学校によって方針が違うので、一様ではありませんが。

先日もらったパンフレットに、公立学校における教育指針が大幅に変更されたことの説明がありました。
NYS P-12 Common Core Learning Standards
というもので、プレ幼稚園から高校までの国語(英語)と数学を中心とした基礎教育の充実を図り、
子どもがより深く学び応用できる力を養い、高等教育機関および職業上において適応できるスキルを伸ばす、
ということらしいです。
…すみません。やっぱりダメ母ですね。もうちょっと勉強します。

確かに、アメリカには超優秀な人材も多いのですがそれはごく一部。日本で初等教育を受けた者としては、
アメリカの高校までの教育内容は日本より1クラスあたりの人数も少ないのに、こんなにゆるくていいのかなと
思っていた部分もあり、公立学校で無償でしっかり学習できるという変化は基本的には賛成です。

が、生徒本人はもちろん、先生方は大変そうですし、保護者側も大変ですね…。

アメリカの産業構造の変化で、高度なスキルがないと失業や貧困から脱け出すことがどんどん困難になってきている
という切実な事情があるからでしょうか。
職がどんどん外国人、あるいは外国出身の帰化市民に奪われていることもあるかもしれません。
将来自立できる国民を育てるには、まずは教育をなんとかしないと国の存亡にかかわる、という危機感が伝わってきました。
最近までは、教育も基本的には個々の家庭の問題だから、お金をかけられる人は優秀な私立へ、そうでない人は
自分で頑張って一部超優秀な公立へ行くか、基本ラインの無料の公立へ行きなさいよ、みたいな雰囲気だったのですけれど。

…というわけでダメ母の私も、子どもをダメにするわけにはいかないので頑張っていかなアカンな、と思う今日この頃です。
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