そんな○○に魅せられて

ニューヨークのドバイ?

先日マンハッタンにオープンしました、Hudson Yards.
アメリカ史上最大の民間開発とあって、依然注目を集めています。

未来志向の超高層建築が連なる特徴ある外観。
その中のパブリックスペースとして、スタイリッシュなオブジェ、Vessel のほか、
ハイライン公園とつながるエリアにthe Shedという、これまたスタイリッシュな芸術スペースがオープン。
ダンスや演劇などパフォーミングアーツ、
クラシックからヒップホップまで様々な音楽イベント、
絵画などのアート作品を展示するギャラリーと、いくつかのスペースに分かれて、
いろいろな芸術作品が楽しめる場所になっています。

しかし、パブリックスペースとはいえ、Vesselの入場には時間指定のチケット(無料)が必要です。
オンラインで先行予約も出来るとありますけれど、
先ほど(4月7日午後8時現在)サイトを見ましたら、先行予約分はすでにいっぱい、
それ以外は当日現地に来て、時間指定のチケットを取る、という方式のようです。
そしてthe Shedの方も、有料のイベントで、チケット購入が必要です。

詳しくはHudson Yardsの公式ウェブサイトを。
Hudson Yards
(https://www.hudsonyardsnewyork.com)

日本は今年、ゴールデンウイークが10連休だそうで、NYにいらっしゃる方も多いことでしょう。
せっかくのオープンほやほやのスポット、行ってみるのも良いかもしれません。

昨日の新聞記事で、同じく大規模な再開発であるダウンタウンのBattery Park Cityとの比較があり
なかなか興味深かったです。



Hudson Yards: A City Within a City
(The New York Times)

どちらもcities -within-a-city(大きな市の中に計画に基づいて一つの街を作る)という形でありながら
Hudson Yardsが21世紀を表現するものなら、Battery Park Cityは20世紀末を表現している、
というのは言い得て妙だと思いました。

ここからはあくまでも私個人の感想であることをお断りします。

Battery Park Cityにもパブリックスペースがあり、こちらは普通の公園っぽい感じで、
誰でも気軽に入れて、もっとカジュアルでのんびりした雰囲気ですね。

一方、Hudson Yardsのパブリックスペースは、気軽に立ち寄るというよりは
お目当ての場所に入るにはチケットが必要で、
わざわざ目的を持っていくところ、というように感じます。

NYC: The Official GuideというFacebookのNY市の公式のガイドページがあります。
こちらは私もよく利用していて、紹介された場所やイベントについての感想などもポストされています。
Hudson Yardsに関しては、肯定否定、両方の意見があるようで、私も両方とも頷けます。
地元のかたのコメントで「これはオーセンティック(正統)なNYじゃない。なぜNYにドバイが?」
という趣旨のものがあり、確かにこの建物の建て方はドバイっぽいなと思いました。

ただ、オーセンティックなNY、とはなんだろうと、ふと考えてしまいます。
私もHudson Yardsの、超高層ビルびっちり感はこれじゃないだろう、とは思います。
が、NYの歴史って、日本の京都や奈良を始め、いわゆる古都とか小京都と呼ばれる場所に比べても
都市としては短い近現代史しかないわけで、
変貌し続けるのがオーセンティックなNYのあり方、という気もします。

乱暴な言い方になってしまっているかもですね。ごめんなさい。
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