アメリカに住んでいると、たいていの場所で生活必需品と言えるのが
自家用車ですね。いつでもどこでもdoor-to-door.
日本では、大都市の都心部やその近郊だとかなり公共交通機関が発達しているので、自家用車がなくても
なんとかなることが多いように思います。
アメリカでは、都心部で公共交通機関があっても危険だったりイマイチ利便性が低かったり、
ということもしばしばで、結局、都心部に住みながら自家用車も必須になったりします。
そんなアメリカで特異ともいえるのがNYCの公共交通網で、コロナ前までは市民の足としておおいに機能していました。
今も本数が減ったり、地下鉄は午前1時〜5時は清掃と消毒のため運行中止してはいるものの
毎日しっかり運行されています。
ただ、私個人はリモートがメインの生活で、すっかり交通機関を利用する機会が減ってしまいました。
先日、どうしても所用で地下鉄に乗る必要があり、
往復分2ドル75セントx2=5ドル50セントだけ、手持ちのメトロカードにチャージしようと、
駅のメトロカードの自販機を利用しました。
機械の中にお金は吸い込まれていき、レシートとメトロカードを受け取りました。
しかし、なぜかカードに料金がチャージされていず、改札が通れないという事態に。ガーン。
駅のブースにメトロカードとレシートを持っていき、駅員さんにも確認してもらったところ
やはり、カードはノーチャージで残高ゼロ。レシートには5ドル50セント支払い済みの表示。
面倒なのが、その駅の自販機を使ったのは明らかなのに、駅でカードの交換や返金はできないのでした。
問題のあったメトロカードは、ブースで渡すMTAお客様サービス用の封筒で郵送してくださいと言われ、
新しいメトロカードを買い直し、地下鉄に乗る羽目になりました。アポに遅刻しなくて良かったです。
うーん、5ドル50セントだし、いちいちクレーム内容書いてカード送るのも面倒です。。。
今後はスマホにアプリをダウンロードしてチャージ、改札でタップして通る、という方法もありますが
私はめっちゃ鈍臭いので、そんなことをしたら必ずスマホを失くすか落とすか盗まれる法則が発動しそうです。
というわけで、ダメもとで、クレーム用シートに記入し問題のメトロカードとレシートを同封して送ってみました。
それが1ヶ月ぐらい前で、その後音沙汰もなく、やっぱり5ドル50セントじゃ黙殺か〜と思っていました。
すると昨日。
MTAから手紙が届き、5ドル50セントがチャージされた新しいメトロカードが同封されていたのでした。
「調査の結果、自販機でメトロカードにチャージしようとした際のエラー発生が確認されました。
なので、5ドル50セントのレギュラーメトロカードを同封します」
とありました。
新しいメトロカードは、カード本体にも1ドルかかるので、これは助かります。
ただし、問題は先ほども書いたように、生活がリモートベースになっているので
当分、交通機関を使う予定がないのでした。
現在、地下鉄は利用者激減で大赤字のようです。
それでも通勤通学に必ず利用するという人もまだまだいますし、
車内やプラットホームは清潔に保たれていて、運行スケジュールもかなり正確です。
少額でもクレーム対応もきちんとしてもらえることがわかりましたし、また利用します。