子どもが日本のTV番組を見るのが結構好きです。
ニューヨークでは一部をのぞいてリアルタイムでは見られませんので、
日本滞在中は外出を減らした分、子どもがチャンネル権を握って見ておりました。
一日中というわけでもないですし、まあ夏休みだから、このくらいはいいですよね。
8月27日でしたか、夕食後、リモコンでチャンネルをあれこれ変えてTVを見ていた子どもが、
「お母さん、ヒデキ〜!」
ええ?何何?なんの番組?しかも出演しているのは明らかに令和のティーンエージャー。
画面のタイトルをみましたら「子ども博士が選ぶ昭和アイドルベスト20」(TV朝日系列)
そんな番組があったとは子どもに言われるまでチェックしていませんでした。
ちょうど見始めたのが、第4位に選ばれた西城秀樹さんのコーナーだったのでした。
選ばれた理由というのが、当時としては斬新というか過激すぎたパフォーマンスの数々です。
登場していた「子ども博士」の女の子は、お母さんが秀樹さんの大ファンだということでした。
曰く
「工事用クレーンの使用」「”鳥”に乗って」「シンプル宙づり」「数十メートルから」
見ていましたら、秀樹さんは大きな野外コンサート会場でたくさんのお客さんに見えるよう、
高く、広く動き回るために当時は工事用クレーンをパフォーマンスに多用していたのですね。
今なら会場に大きなモニターもあるし、ステージそのものが可変式だったりですけれど、
何もない中で、危険と隣り合わせの演出をよくご無事でやり遂げられたと、
当時のライブの様子を見ながら、恐怖で足がガクガクしそうでした。
ライブというより、何かのスタントショーのような感じで、
そんなことを幾つもこなしながら、しかも1人で歌い切るという…。
確かに、これなら会場のお客さん全員の目が最初から最後までヒデキに釘付けです!
令和の今なら、一つ間違ったらネットで大炎上するかもしれない企画。
秀樹さんの人並み外れた運動神経の良さとサービス精神が不可能を可能にしたのだと思いました。
ソロのアイドル歌手というカテゴリーでこれをやるという、奇跡のライブですね。
映像が残っていることに感謝です。
たまたま日本滞在中にこの番組が見られて、本当にラッキーでした。
パフォーマーとしての秀樹さん、唯一無二の存在感を再確認です!!
デビュー50周年の記念で、西城秀樹さん関連で色々とイベントも開催されているのですね。
10月5日に未発表の音源がリリースされるというニュースも見ました。
せっかく日本に滞在していたのに、NYCに戻ってからのタイミングなのが
個人的には少し残念ですが、秀樹さんさすがです!