数年間に渡って「当たり前に秀樹がいる日常」(ただしTVを通じて)の経験をお持ちかと思います。
秀樹に限らず、当時人気のアイドルや歌手の新曲がいつ出るんだろう、と毎週楽しみにしていたものでした。
もちろん、同世代で秀樹の全盛期にコンサートに行かれた方もいるでしょう。
本当に羨ましいです。
我が家の場合は、両親はそんなに歌謡曲に興味がなかった、ということもあり、
「TVだったら毎日タダで見られるアイドル如きのコンサートにわざわざ」
という空気で、TVに出演している秀樹とシングル曲がメインだったのでした。
なので、どうしてもヘビーローテションするのは思い出深いシングルのヒット曲メインになってしまっていたわけですが、
秀樹の「MAD DOG」(発売は1991年)というアルバムを2012年だったか、購入しています。
特に理由はなく、その時、たまたま入手出来たのがこの1枚だったのです。
あー秀樹、シングルしか知らんかったけどアルバムもある!
このアルバムは当時飛ぶ鳥落とすビーイング関連で、織田哲郎さんがメインプロデュースで制作されたのですね。
個人的にあまりビーイング系が好きではないのですけど、「走れ正直者」入ってるしこれは買っておこう、という感じで。
iTuneに落としていて、本体は自宅の何処かにしまってあるはず。
ジャケット写真はモノクロで髪型はオールバック風。私にとっては新鮮です。
全10曲、聴き直してみると、なかなか面白い発見がありました。
前半の1曲目から3曲目「Rock Your Fire」「Mad Dog」「蒼い月の悪戯」はロック色が前面に出て、そこから
ポップな感じになっていき(と素人の耳かつ個人的に解釈しています)、最後は「走れ正直者」で終わります。
この中の9曲め「潮騒」は、サザンオールスターズのバラード風。
「彼女が水着にきがえたら」(1989年公開)というサザンの曲がサントラの、まさにバブル絶頂期的な邦画があり、
その挿入歌でも違和感ないなと思いました。(重箱の隅ですみません)。
秀樹が亡くなってから、ギャランドゥ以降のアルバムも知りたい、と思って、検索して試聴したりしました。
80年代の秀樹は、大人っぽいシティーポップス路線に向かっていたのですね。角松敏生とか。
それはそれで、秀樹の様々な志向と、甘く優しくスタイリッシュな歌も歌える幅の広さが伺えて良いなと思いますが、
やっぱり個人的には、秀樹の独特の歌唱スタイルを生かしたロック系が好みです。
なので、このアルバムのようなのが90年代以降に何枚もあるならもっと欲しい!と思いきや
Wikipediaによると、これが最後のオリジナルスタジオアルバム。ちょっと残念です。
〜続く〜
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