そんな○○に魅せられて

少し早めのクリスマスプレゼント、新庄サンタから

昨年の11月、2006年にプロ野球を引退していた新庄さんが
突然「再びプロ野球選手になる」と宣言しました。

メジャー移籍を発表したときと同じように、世間は
「えええええっ?」というか「はああああっ?」というリアクションで
阪神タイガースの川藤OB会長も「ホンマかいな…」絶句されていたのでした。
私もびっくりして思わずブログの記事にしてしまったのでした。

そして、今日7日。日本ではNPBを戦力外になった選手のトライアウトが無観客で行われました。
20代、30代の、今年のシーズンはバリバリ現役だった選手に混じって
新庄剛志(48)元北海道日本ハムファイターズ
これだけでも異彩を放っていました。

もちろんアメリカでは生中継は見られないので、今朝、ネットのニュースを見て内容を知りました。
新庄さんの打席は、三振なし、3打数1安打(タイムリーヒット)1四球。
このタイムリーヒットは最後の4打席目で、ここでこのヒットを打てるとは
さすが新庄さん、相変わらず盛り上げてくれます。

新庄剛志氏、野球と向き合った4時間 「やり遂げた感ある」「6日間でオファー来なかったら野球は終わり」
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/12/07/kiji/20201207s00001173410000c.html

最初の打席からだんだんと調子を上げてきて最後はタイミングを合わせヒットを打ったバッティング。
三振が無かったのは、ご本人談の通りボールは見えているのでしょう。
14年前に引退した五十手前の選手が、1年間でここまで身体能力を戻し、
そして4時間で現役から打てるほど感覚が戻る。
私は素人なので、間違った感想かもしれないですけれど、
まるで奇跡のような出来事にちょっと涙が出てしまいました。

新庄さんは、ちょっと言動が一般的な「真面目」からはぶっ飛んでいるので
普通の解釈では分かりづらいかもしれません。
自分の夢をかなえるために1日1日どう過ごし、どれだけ努力して練習して自分と向き合ってきたのか、
今日、ちゃんとプロフェッショナルな結果で見せてくれたのでした。
「もう一度プロ野球選手になる」という1年前の宣言が、ただの大言壮語では無かったことを。
なんと真面目な人なんでしょうか。
そして、ファンサービスという点でもここまで盛り上がったプロフェッショナルな1日だったのでした。

プロ野球は最高の選手が集うスポーツでもあり、興行というエンターテインメントでもあります。
確かNPB最高齢で引退したのは中日ドラゴンズの投手だった山本昌さん50歳。
それを考えると、今日の新庄さんを見る限り、まだやれそうな気もします。
もし復帰できれば、来シーズン所属チームの試合は、おそらく集客もグッズ販売等もアップが見込めるでしょう。

ただし、これもご本人のおっしゃる通り、球団からのオファーがなければ選手には戻れません。
既に元の所属の北海道日本ハムファイターズは獲得を考えないという記事が出ています。残念です。

もちろん、トライアウトは新庄さん特番ではなく、参加した他の選手にとっても特別な時間だったと思います。
皆さんにセカンドチャンスがありますよう祈っています!

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