そんな○○に魅せられて

転落防止を考える

日本のニュースサイトを見ておりますと、「電車のプラットフォームからの転落事故」の記事を
時々目にします。

ニューヨークの地下鉄でも転落事故が増えているようで、地下鉄の到着を知らせる自動音声のアナウンスに、
「電車が入りますので、プラットフォームの端から離れて下さい」という一言が入るようになりました。
日本の電車はアナウンスが多すぎるとよく言われますが、最近はNYの地下鉄も
「不審物に注意」「(スマートフォンなど)電子機器は見せないように」「請われても金銭を渡さないで」
等々、あれこれと注意喚起のアナウンスが入ります。

私はどんくさいので、万が一ということもあるかもしれない、と最近は
「もしも転落したら…どうしよう…。」
と、プラットフォームと線路の周りに、退避できそうなスポットがないかどうか、色々な駅で
電車を待っている間、さりげなく確認したりしています。
駅によっては、退避場所らしきものが見つけられないこともあり、内心
「ウッ、ここの駅は怖いっ」とゾッとしたりとか…。

事故があるたびに、安全のためのスライディングドアの設置が議論されたりもします。
しかし建設後100年以上経っている地下鉄、駅の構造もさまざまな上コストも莫大、難しいようです。
Installation of subway platform doors in NYC would face challenges

それに、スライディングドアの設置云々以前に、駅本体がボロボロで他に修理が必要なところが山積みです。

こんな↓天井とか…(この駅よりもっとひどい状態の駅もたくさんあります)



しょっちゅう故障して工事中のエスカレーターとか…


ごくまれに綺麗な駅もありますが、上記の写真のような風景が当たり前な感じなのです。

去年、ハリケーンで深刻な被害を蒙った地下鉄、スライディングドア設置を実施するとしたら、
そこにたどりつくまでに、どれだけ費用と時間がかかるのか、想像もできません…。
なんかドアを設置したら設置したで、転落は防げてもドアの故障による遅延とか、
余計に運行上の問題がバンバン発生しそうな気もします。ニューヨークだけに。
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