そんな○○に魅せられて

日本の健康保険をアメリカで適用

以前にも触れた記憶があります、アメリカの医療保険制度。
鳴り物入りで進められたオバマケアも、手続きの煩雑さと分かりにくさ等々でかなり不評です。

日本人の場合は、日本で健康保険に入っていると、それがアメリカで医療保険として認められ、
保険診療が可能になる、という仕組みがありますが、
日本の健康保険であればどんなものでも自動的に適用というわけではなかったようで、
NYの日本総領事館から、お知らせがきていました。(以下転載)

2015年3月18日
在留邦人の皆様へ
在ニューヨーク日本国総領事館

米国医療保険制度改革法の在留邦人への適用について
(全国健康保険協会によって運営されている医療保険について)

 本年2月13日,当館ホームページにおいて,全国健康保険協会によって運営されている医療保険について,米国医療保険制度改革法の定める基準を満たした医療保険とみなされるべく,必要な手続きを開始する旨お知らせいたしました。
 今般,米国政府から,全国健康保険協会によって運営されている医療保険についても,米国医療保険制度改革法(Affordable Care Act)の定める基準を満たした医療保険と認められる旨の回答がありましたので,お知らせいたします。
 これにより,既にご案内している健康保険組合及び共済組合によって運営されている医療保険の加入者に加え,全国健康保険協会によって運営されている医療保険の加入者についても,米国の医療保険に加入していない場合であっても,確定申告の際,shared responsibility payment (SRP)を支払う必要はありません。
 なお,米国の医療費は高額となるケースが多いことから,SRPの対象とはならない場合であっても,当該公的医療保険のみならず,他の医療保険も利用することにより,幅広い医療リスクに対応できるようにしておくことをお勧めいたします。

(関連情報は以下のリンクの当館ホームページからご覧頂けます。)
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/g/Obamacare.html

(引用終わり)

お知らせの最後にありますように、アメリカの医療費は高額となるケースが多いのは本当です。
私の知るケースでも、1回の投薬で何千ドル、とか、2週間程度の入院で何万ドルということが実際にありました。
そして「幅広い医療リスクに対応」を考えると、毎月の医療保険料だけで1,000ドル以上なんていうご家庭はざらにあります。

これに比べると、問題は色々指摘されているとはいえ、まだ日本の医療制度は庶民にも機能していると思います。
在米で基準を満たした日本医療保険に入れる方は、入っておいた方が保険料は安いでしょう。
しかし以前、あるタレントさんのお父さんが国民健康保険の海外療養費などをだまし取った事件がありましたね。
こんなことがあると、せっかくの制度が成り立たなくなってしまいます。
悪用には厳正に対処で、本当に必要な人が困らないように維持できると良いのですが。
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