息子が、仕事がらみで『三ツ星レストラン』に行ってきたそうです。
「えっ? こんな時期に・・・?」と驚く私に、「こんな時期だからこそ行ってきたんだよ」と、息子は言います。
コロナの感染予防は、私以上に神経質にキチンとやっている息子ですが、「自粛は大切だけれど、経済も回していかなければならない・・・」というのが彼の持論で、これまでも、休むことなく仕事を続けてきました。
決して、『不要・不急』ではなく、自分たちが生きて行くための必要不可欠な行動であることは、私も理解していますが、それでも心配はつきません。
「マスク・手洗い・消毒、そして三密を避ける・・・」等のコロナ対策を確実に守る様にと、すでに、分別のある大人になっている息子にも、くどいほど言い続けています。
そんな中での、レストラン行きです。
息子に、お店の様子を聞きました。
お店のコロナ対策は、マニュアル通りにキチンとやっているように思えたけれど、肝心のお料理の味は、イマイチだったかな・・・と言う答え。
「えっ? 美味しくなかったの? 三ツ星だと言うのに?」
「いや、美味しくなかった訳ではないけど、ただ、自分の口には、ちょっと、合わないような気がして。 やっぱり、うちのご飯が一番だと思ったよ」
そう言えば、亡くなった夫も、いつも、同じようなことを言っていました。
夫は、会合や付き合いで、それなりのお店に出入りすることも多かったのですが、帰宅すると、必ず「口直しだ!」と言って、お茶漬けなどの軽い物を食べていました。
外食が嫌いで、何でもいいから家で食べたい・・・と言う夫に、その理由を聞いたことがあります。
『だって、うちのご飯が一番美味しいと思うから』
そう言われると、何となく、言い含められたかな・・・と思いながらも、悪い気はしなかったものです。
まあ、考えて見れば、夫も、息子も、ただ単に食べ慣れている味が安心できると言うことだったのでしょうが。。。。 (@_@)
息子は、私の顔を見ると、必ず、「何か、食べさせて!」と言います。
まるで、それが母親に対する礼儀だ思っているかのように。((*^_^*))
昨日も、残り物の惣菜でご飯を食べながら、彼は、親指を立てて言いました。

「うまいなあ! お母さんに、五ツ星をあげるよ!」 (*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)
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