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つれづれなるままに・・

団扇が届きました・・・(季節のご挨拶)

私が懇意にしている呉服屋さんから、今年も『団扇』(見出し画像↑)が届きました。

毎年この時期になると『季節のご挨拶』と称して、素敵な団扇が送られてきます。

呉服屋さんらしく反物の絵柄がプリントされた和紙を使い、伝統工芸士と認定された職人さんによる手作りの団扇です。
一本の細い竹を割いて作った骨組みは、手作りとは思えないほどの精巧さで、「これぞ匠の技!」と、息をのむ思いが致します。
でも、それより何より、団扇を手にした時に伝わるぬくもりは、手作りならではのものではないでしょうか・・・?

ところが、呉服店の若ご主人は言います。

「どの業界もそうだとは思いますが、特に伝統工芸と呼ばれる分野では後継者不足で、当店でも、いつまでこの団扇をお客様にお配りできるか分からないのです」・・・と。

「そうだろうなあ・・・」と私も思います。

今の時代、団扇はもう実用品ではなくなってきていますから。
それに、手間暇掛けて、熟練の技を持って作ったとしても、それだけの価値を見いだしてもらえないとしたら、後継者も減り、先細りになってしまうのは誰にでも想像できることですし。

昔に比べて、世の中は全てのことが便利に、そして合理的になりました。
それに比例をして、味気なさも増しています。

便利に、合理的になることは歓迎すべきことだとしても、味気なさが増し、生活に潤いがなくなって行くのは寂しいかぎりです。

一枚の団扇を見ながら、いろいろな思いが込み上げてきた私でした。

コメント一覧

love0911
yokoさん

こんばんは。

浴衣・団扇・お祭り・・・。
みんな、遠い昔の事になってしまいましたね。

でも、それが時代の流れと言うことなのでしょう。

また、明日も暑くなりそうです。
お互いに熱中症に気を付けて、この夏を乗り切りましょう!
くれぐれもご自愛のほどを。。。
love0911
おたかさん

こんばんは。

最近の手作りの団扇は、日用品と言うより芸術品と言う方がぴったりのような気がします。
普段使いにするには勿体なくて、私は床の間に飾りました。

留学生がいた時は、彼らの帰国の際にお土産として持たせたりしていました。

おたかさんのお嬢さんも、作務衣を着て、団扇を使って・・・と、そんな日本文化を異国の地に紹介できたら素敵ですね。

いつもコメントを有り難うございます。
yoko
こんばんは🤗

loveさまはきっと、浴衣姿がステキな方なのでしょうね~
そして、団扇かた手に、お祭りに…
な~んて、想像してしまいます。
我家も残念ながら、団扇はほとんど使ってませんね!
団扇もお祭りも、遠い昔の事の様です。
おたかさん
loveさん、こんばんは

素敵な絵柄のうちわですね
昔ながらの竹製のうちわは、やはり体に当たる風もひんやり感がありますよね。
今ではなかなか手に入らない竹製のうちわ、私も数年前に呉服屋さんからいただいたうちわを大事にしています
私の場合、呉服屋さんさんからいただいたうちわはひとつだけです。
何本かあるうちわですが、色焼けしてもなかなか捨てられません😅
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