向かったのは、西伊豆のかなり南端に位置する「雲見オートキャンプ場」。
なんとなく近い気がしていたのだが大きな勘違い。東名沼津ICを出てから山道を中心に一般道を90km以上走り抜けなくてはならない。
しかも、松崎町に至ると中央車線のない狭い絶壁道。
買い物や食事の時間はもちろん、都内や沼津の渋滞にも巻き込まれたため、到着したのは出発から6時間後の16時だった。
それでも、ほかの客よりも一足早かったのだから驚きだ。
雲見キャンプ場には場内に露天風呂があるのだけれど、風呂のすぐ横のサイトに「ツーリング族」一団が陣取って大声で盛り上っていたので落ち着かず、入浴を断念。
バイク禁止/団体禁止のキャンプ場にしたら、もっと繁盛すると思うんだけどな・・・。
結局、片道10km以上離れた大沢温泉「かじかの湯」へ向かう。
他の入浴客はのべ2人しかおらず、ほとんどの時間露天風呂を独占できた。
の~んびり。
戻ってきたら、すでに夕刻。
久々に、炭火をおこす。ちょっと贅沢に、100g/1,000円以上する高級和牛のカルビを焼いた。
ビールを飲み、美味しい炭火焼を食し、満点の星空を眺める・・・。
都会で汲々になっていた精神が開放され、ゆるやかに時が流れる。
久々に訪れる、至福の感覚。
朝日を浴びるキャンプ・サイト。今回はずっと快晴だったので、わざわざタープを張ることはせず、テントのキャノピーで凌いだ。虫の少ない5月ならではの、簡易設営だ。
この「雲見オートキャンプ場」最大の売りは、キャンプサイトからのこの景色。眼下に駿河湾の大海原が広がる様は、まさに絶景。
まあ、景色で言えばちょい手前の「西伊豆雲見 夕日と潮騒の岬オートキャンプ場」の方が奇岩が眼前に迫り迫力満点。
コレだ!(↓)
また、その「夕日と潮騒の岬」の方は滑り台などの子供用遊具もあるのでファミリーには嬉しいだろう。ただし、サニタリー棟やトイレなどがある地点から「絶景のキャンプサイト」までには結構長い急な坂道が存在し、この往復はかなり大変そうで正直気が引けた。
ファミリーで来るとしても、、僕なら景色よりも環境の良い「雲見オートキャンプ場」の方を選ぶだろう。
東京へ戻りながら、きままに車を停めて景色を楽しむ。
なんと、たまたま「岩地大漁祭り」に遭遇。
浜に海産物を焼く煙が立ち、子供たちが海で泳いで温泉舟で遊ぶ。
私も、子供たちに誘われるように波打ち際から素足で海水に浸かる。
気温は22度だが、陽射しが暑い!!
今シーズン初の海、最高に気持ちいい!!
松崎からは、天城山地に向かって東上する。道路は非常に狭く、すれ違いが大変だ。
ただ、道路脇には清流。思わず車を停めて、様子を見に行く。
淵の大岩周りでは、20cm以上に成長したオイカワが何匹も泳ぎ回っていた。
峠を上りきると道が開け、唐突に牧草地帯が広がる。
吹きわたる5月の高原のそよ風。実にすがすがしいっ!!
どんどんと、心身ともに生き返っていくのが分かる。
そして、いつもの渓流釣りポイント視察も怠らず・・・。
源流の新緑の匂い、まさにこれこそ求めている自然!!
最後は大好きな「テルメいずみ園」の露天風呂にてゆるり。
1泊2日とは思えない、充実感溢れる初夏伊豆旅行となった。
最新の画像もっと見る
最近の「渓流釣り・キャンプ」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2020年
2012年
人気記事