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天上天下唯我独尊

宇多田ヒカルとヘイゼル・イングリッシュを聴いて思う(オーディオ論ひっくり返し)

宇多田さんの1stアルバム、ちょうどスノーボードをはじめた1999年年末の雪山で「オートマティック」がかかりまくっていたので買った。

もちろん、レコード盤。

あれから23年以上が経過したわけだけど、やはり素晴らしい。

音楽は楽々と時代を超越する。

 

歌もの聴かない私にとっては、ヴォーカルどうのはよくわからなくて、

単純に曲が心に響く。

もちろん、音質どうのなんてのは無関係。

なにせ、最初に心に入ってきた時の出音はリフト支柱のしょぼい拡声器!

 

 

おんなじように、音質どうのなんて関係なく心に浸透してきて愛聴盤になったのがHazel English 。

名前もサウンドも「イングリッシュ」なので英国人かと思いきや、オーストラリア出身のアメリカ人。

でも、粗雑な大陸臭が全くしない島国感あるこじんまりとした繊細なサウンド。

リリースは2017年。

めっちゃ、心地よい。

 

 

で、何が言いたいのかと言えば、オーディオって単なる音源再生機器であり音楽が主役なのだということ。

ここ、絶対に忘れちゃいけないポイント。

テストに出ます!

 

好みの音楽を、心地よく鳴らすための機材。

つまりは、脇役です。

 

主役の音楽を作っている人間は、アーティストです。

音楽を生み出すときに、「この音はマッキントッシュのアンプで聴いてほしい!」「アキュフェーズじゃなきゃ私の音楽は正確に再現できない!」とか「スピーカーはJBLじゃなきゃ意図した音楽が鳴らない」なんて考えてるアーティストは世界中にひとりもいません。

 

音楽を生み出す側にとって、オーディオは脇役どころか、アウトオブ眼中なのです。

自己の感情や想いを表現した音楽や歌唱が、ある程度自分が意図したサウンドでリスナーの心に響けばそれで十分なわけです。

 

自称オーディオファイルは、音楽的観点でいえば単なる愚人です。

ケーブルどうの、USB-DACどうの、電源がどうの言い始めたら末期症状です。

もはや音楽好きの人間ではなく、ただの音質差ソムリエ怪獣です。

 

あなたは人間やめますか、それともオーディオやめますか?


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