NIKON Z5を発表直後の2020年9月に購入してほぼ丸3年。
ここらで評価を。
このカメラ、とにかく使いやすい。
ファインダーを覗けば自動的にファインダー撮影、目を外せば自動的に液晶モニター撮影。
モニターのピント合わせたいところをタッチすれば瞬時にそこに焦点が合う。
おまけに、レンズのコントロールリングにISOを割り当てれば、M(マニュアル)モードで、まるで旧式フィルム一眼レフ機のように自在に設定を変更できる。
絞り/シャッタースピードをメニュー画面なしで直感的に選べるのは当然として、ISO感度まで瞬時に調整できるのはある意味フィルム一眼レフを超えている。
プロでもハイアマチュアでもないブログとSNS用途で写真撮影する私にとって、もはやこれ以上のカメラは不要。
使っているレンズは、つい最近購入した50mm f/1.8と24-70mm f/4の2つだけ。
理由は、Sラインのレンズは高額で、なおかつそれ以外のレンズを買う気にはなれないから…
ようは、他の欲しいレンズには手が届かない。
で、Z5が大活躍しているかと言えばそうでもない。
大きくて重いので、気軽に持ち運べないからだ。
で、結局はCANON EOS M100とNIKON1 J5がメインで稼働している。
APS-Cと1インチセンサーだが、私の用途では暗所以外はこれで十二分なのだ。
ということで、「初心者は良いものを買っておけ!」論で言えばNIKON Z5になるけれど、そもそも持ち出して撮影しなければ意味がないので、私は今ならCANON EOS M200を一押しで薦める。
このカメラ用のEF-Mレンズシリーズは、そもそも新品価格が比較的安い上に、中古品も豊富に出回っている。
ファインダーはないけれど、あまり不便を感じることはないだろう。
いろいろなレンズに挑戦しあちこち撮ってまわるというのが、初心者が写真撮影を好きになってハマっていく最短コースのような気がしている。
残念ながら、現行のNIKON製品で初心者におすすめできるモデルは無くなってしまった。