知的障害者は雇用しても役に立たない
と言われるのは何故なのでしょうか。それは
「仕事がうまくできないから、指導側も障害を持つ当事者もストレスや負担がたまってしまう」
と言うことにあります。
実際には知的障害がある人でも、できることはあり他者の役に立ちたいと考えている人たちはたくさんいます。
なのに自分ができることを相手に伝えるのが難しい。そして指導側も知的障害に関わったことがない方が多いようです。
「知的障害だから何もできない」
と頭から考えてしまう指導者もいらっしゃるでしょう。確かにできないことはたくさんあります。
できることは個人個人全員違います。だからこそ、寄り添った指導と観察が必要です。
でも指導者側にもたくさんの業務があり、障害者だけに関わってはいられない。
それがホンネでしょう。
知的障害者も自尊心はある
自分も働いて給料をもらえている。
と言う自信は障害があっても、生きる上で必要なものだと私は考えています。
福祉を利用しても、働くことで社会に貢献し税金を納められる人になってほしい。
それが知的障害児を育てる保護者さんのほとんどが持つ思いではないでしょうか。
では指導する企業と障害を持つ当事者は永遠に分かり合えないのでしょうか・・・。
理解しあえば解決できることもあるんです
知的障害を持つ人がどんな仕事ができるのかわからない。
そんな時には障害がある人とかかわりの多い人に、間に立ってもらうのも一つの方法だと思います。
+どうしてこんな行動をとるの?
+どう指示すれば理解してくれるのかな?
+当事者が仕事をしやすくするにはどうしたらいいんだろう
疑問を相談できる場所があるなら、積極的に利用していきましょう。
当事者ができないこと。できるけれど指示の仕方に特徴があること。
業務の一つ一つを洗い出し、振り分けていく作業をお手伝いさせていただきます。