広汎性発達障害児と軽度知的障害児・LGBTとかかわりが深い心理カウンセラーのブログ

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子供は破壊者?破壊の仕方で見出す才能とは?こんな壊し方は好奇心旺盛!な子

2020年11月22日 | ちょっとだけ心理学

子供はいろいろなものを壊すのが大好きです。その中でも好奇心で考えながら物を壊す子の特徴をお話ししたいと思います。

色々なものを破壊する子供

子供はとにかくいろいろなものを壊しますよね。壊す感覚が楽しいからなどいろいろな理由がありますが、今回は壊し方によって違うお子さんの思考をお話をしたいと思います。

あすかちゃんは物を壊す天才です

あすかちゃん(仮)は4才当時おとなしいお子さんでした。が、とにかくいたずらっ子。手が届くものであすかちゃんが壊せそうなものは全部破壊します。その破壊は時計や小型のおもちゃ、景品まで。ひな人形もボロボロで首は取れて転がっています。最近とうとう着物まで解体されたということです。無残です。

シルバニアファミリーは電球など配線を全部引っ張るので、廃墟のおうちと言う名前がふさわしいことになってしまいました。ママの大切にしていた古い古いりかちゃんも生首だけになって、他のお人形の首と並んでいます。

首と体を変えては遊んでいるあすかちゃんを見ると、普通のママは大騒ぎするかもしれませんね。

あすかちゃんのママはそれを見てどうしたのでしょう。怒る?止める?

あすかちゃんのママはあすかちゃんの遊び方に何も言いませんでした。

「悪意があっておもちゃを壊しているわけではないですし、純粋な好奇心を満たそうとしたら結果として物が壊れてしまうみたいですよ」

と私に話してくれました。

「悪意があれば叱りますけど、悪意があったわけではなく結果論なので・・・彼女のおもちゃですしね」

と言っておられました。時計と言っても高価なものではなく、景品だと。

物を大切にすることは大事ですが、破壊から生まれる創造もあるんですよね。と私も考えさせられました。

あすかちゃんは読書好きで理系思考の女の子に成長しました

大きくなったあすかちゃんは図鑑をたくさん読んだり、本を読んだりして理系思考の女の子に成長しました。

機械に対しては学ばなくてもなんとなく構造がわかるようで、高学歴理系男子たちと機械談義に花を咲かせたりも。

パソコンも中学校の時からずっと触っていていろいろなことができます。好奇心が旺盛なのでいろいろなことに手を出してみるんですね。

好奇心で物を壊すあすかちゃんの壊し方は独特でした

あすかちゃんは中を見たいので、道具を使って丁寧に中を開ける子でした。場合によっては割ることもありますが、パパの工具をフル活用してなんとか綺麗に開けようとします。

開けた後は中に入っている機械を全部綺麗に取り出します。そして改めて部品に解体できるところまで解体するのです。

液晶は彼女の好奇心をそそったようで必死に二枚のガラスをはがそうとしましたが、無理だったようですよ。

好奇心から物を壊す子は、年齢にもよると思うのですが綺麗に物を解体しようとするようですね。

あすかちゃんが好奇心で物を壊す子の親御さんにお願いしたいこと

絵がたくさんある図鑑をたくさん買ってあげてください。あと壊しても直せるようなおもちゃを買ってあげるといいかもしれません。

子供は破壊するのが大好きです。でも直すことを教えてあげると、脳が活性化されると思うんです。 私は破壊だけなので、作り出すことが苦手なんです。

簡単に壊して簡単に治せるものから初めて、少しづつステップアップしていけばいいのかもしれません。

本当に破壊と創造はセットでやればよかったなあと思っています。

壊してほしくないものは、ちゃんと壊してほしくない理由を話してあげるといいと思います。理論志向なので、理論で「壊しちゃダメ」と言われると壊さないと思いますよ。

保護者さんは大変だと思いますが、応援してますね。


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