ねんねした間になにがある。
うすももいろの花びらが、
お床の上に降り積り、
お目目さませば、ふと消える。
誰もみたものないけれど、
誰がうそだといいましょう。
まばたきするまに何がある。
白い天馬が翅のべて、
白羽の矢よりもまだ早く、
青いお空をすぎてゆく。
誰もみたことないけれど、
誰がうそだといえましょう。












金子みすゞさんです。
私は詩というものが今ひとつ理解できなくて敬遠気味だったのですが、
ドラマで金子みすゞさんを知ってから、彼女の詩は好きになりました。
夢見るような言葉で命の尊重を詠ってる
他の方の詩がどんなものかわからないので比べることはできないんですけど、
私はそんな風に感じました。自然の生き物を挙げて、この世からあの世まで。
あと、色がありますよね。派手な色じゃなく季節に応じた素朴な色を感じました。
春には花・夏には金魚・秋には星や月・冬は雪
金平糖や折り紙を鏤めたような可愛い詩が多いです。
他は母子を詠った詩。
特に娘に対する詩が数多くあります。
私も娘があるし、昔は娘だった時代もあるので、
両方の立場を詠ってるのでとても共感できます。
まだまだ詩に対する理解が浅いですが、それなりに楽しんでます。
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