(仮称)市民体育館の建設計画の凍結を求める要望書
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サンダーズ体育館
建設費は54.5億円から78.5億円に
14日の太田市5月臨時議会では、プロバスケットボールチーム、群馬クレインサンダーズの本拠地と決まった新市民体育館の建設費54.5億円を78.5億円に増額する補正予算を日本共産党、立憲民主党以外の議員の賛成で可決しました。
市長も日本共産党、立憲民主以外の議員も、コロナ対策の強化=市民の命・暮らし、業者の経営よりサンダーズの体育館が大事ということになります。
市民の求めはコロナ対策の充実
なにより、多くの市民が今切実に求めているのは、サンダーズの体育館ではなく、安全・迅速なワクチン接種の体制、無症状の感染者を早期に見つけて保護する検査体制、減収補てん、医療機関支援です。
新体育館の建設費は当初54.5億円とされ、その時点では国補助10億円、企業版ふるさと納税(企業からの寄附)30億円、市民負担14.5億円の計画。78.5億円に増額されても国補助は10億円のまま。企業からの寄附は当初の30億円から40億円に増額とされますが、市民負担は14.5億円から28.5億円に膨張します。
企業からの寄附はまだ1億円
市民負担は28.5億円を超える危険も
しかも企業からの寄附は、今年3月末に市が受けた1億円も、今年度中に受け入れ予定とされる9億円も、寄附する企業名も寄附の時期も非公開。これでは空証文としか言えず信用できません。寄附が40億円を下回れば市民負担は28.5億円を超えます。
サンダーズの体育館よりコロナ対策の強化を優先すべきなのは明白です。にもかかわらず建設費の増額など、とても許されるものではありません。
増額の理由は不明確なまま
5月臨時議会では、石井市議と私が議案質疑。増額の理由は、B1リーグ昇格が確実視(5月16日にサンダーズのB1リーグ昇格は決定)されるサンダーズの本拠地にふさわしいグレードアップを図るためとされます。
ところが当初の54.5億円の建設事業費の設計段階から、新体育館はサンダーズの本拠地にと市長は度々明言。それなら当初からサンダーズの本拠地にふさわしい設計だったはずで、今回のグレードアップなど不要なはず。
議案質疑では、建設費を78.5億円に増額する具体的で合理的な理由はいくら聞いてもまともな答弁はいっさいなし。市長は、設計・計画を精査する中で増額が必要になったと答えました。
市長は市民にウソをついてきたのか
精査したら78.5億円が必要になったというなら、当初の54.5億円の設計はずさんなものだったと認めたことになります。しかし市長はこの間、国補助10億円と企業からの寄附30億円が入るので市負担14.5億円で建設できると繰り返し議会でも答弁。その市長答弁はウソで市民や議会をだましてきたことになります。
このままでは市長はウソつきになると5月臨時議会での質問では強調。考えをただしても市長は、設計や計画を精査する中で、よりよいものにすることが必要になったと答えるだけ。
これほどデタラメな税金の使い方はありません。そもそも54.5億円でもサンダーズの体育館は不要です。今の体育館の雨漏りを修繕すればすむ問題です。
市長がいくら「サンダーズの体育館ではなく市民体育館」と言っても、「市民体育館」なら雨漏りの修繕ですみます。にもかかわらず、サンダースの本拠地にするため78.5億円、市民負担28.5億円以上もかけるなど絶対認められません。
関東建設工業株式会社と東京の設計会社との共同企業体への建設契約は6月議会での議案となる見込みです。
最後まで諦めずに、建設計画の凍結を求める署名運動に取り組みます。多くのみなさんが署名を集めてくださいますよう、ご協力をよろしくお願いします。