もしかして、日本と同じように「大学は誰でも行くもの」と全くの間違った思い込みをしてませんか?
カナダの大学は、高校までで「高いアカデミック能力・知力」があると成績が証明している生徒のみが行くところです。
日本では普通の学力、カナダ高校留学してESLレベルにもついていくのが大変だった生徒が行けるところではないです。
入試がないカナダの大学は誰でもが行けるところではなく、中学・高校までの成績がトップクラスの生徒だけが行ける特権です。
「カナダ高校留学の実態」「カナダ大学留学への特訓方法」などのeBookでも
膨大に量になりつつあるコラムやブログ、PodCast, YouTubeでも
もぉ〜〜!と、疲れるほど繰り返して警告している「カナダ大学レベルの残酷なまでの高さ」
未だに完全に無視、いや聞かないふりをして、「カナダ大学留学しますぅ〜」とやって来る日本人が多すぎです。
結果。
日本から直接組は、エージェントの口車に乗せられ語学学校止まりで帰国。
カナダ高校留学というとんでもない間違いから、ギリギリ大学に入った生徒は、いきなり1学期目からズルズルと滑り落ち。
CやDやFが並ぶ成績を横目に「頑張れば何とかなるかも」という非現実的な甘さでダラダラ居座り、結局うつ状態になりドロップアウト。
あのね。
と、何度警告したか知れませんが、毎年同じことが起こり続け、今に至ります。
特にパンデミック時にカナダの高校を卒業した(つもりの)日本人。
高校教育は機能せず、自分でどう学習するかもわからず、学校での試験・宿題も教師のお情け甘い成績をもらい、卒業をかけた州試験もなしのままだったこともすっかり忘れて。
州試験がある年の日本人高校留学生の卒業率は悲しいほど低いです。
お情けでとにかく卒業させてもらったことなど棚にあげ、ルンルンで入ってみた大学では脂汗。
カナダの大学は、もともと、本当に高いアカデミック能力とクリティカルシンキング思考法が完成している学生だけが行けるところです。
日本のように、誰でも彼でも「みんな行くから」と定員合わせの大学の「おいでおいで」に乗ってとにかく行くところではないんですよ。
カナダではこんな学生のみが大学に進学します:
・Grade9までの成績がトップクラスであること。これがないとGrade10からの大学進学レベルのコースには入れません
(ほらね、日本人の高校留学がいかに無謀がおわかりでしょう? カナダの優秀なGrade9の習得していることも何も脳にないままやって来るわけですから。)
・Grade10からは大学進学出来る能力を持った生徒用のコースを履修、特にEnglish, Social Studies.
(州によっては、アルバータ州のようにGrade10からは完全に分けているところもあります。大学に行けるアカデミック能力のある生徒はEN10-1, 20-1, 30-1に入ります。それがない生徒は10−2、20−2、30−2に入り、高卒を目指します。
日本からの高校留学生は、な〜んにも知らないまま10−2にも入れない、ESLから始まりますね。そこから大学コースに上がるのはほぼ不可能です。)
・Grade12レベルのSocial Studies(細かく別れます)Science(これも細かく別れます)などの高い成績が取れて初めて大学進学を考え始めます。
(日本からの留学生にはほぼ無理なことです。)
・English12(アルバータではEn30-1 )の州試験で、かろうじてC-で合格出来る留学生(カナダ全土)の割合はたった5%。その留学生だけが一応大学進学しても何とかついていけるかというのが残酷な現実。
(ね? 高校留学してもカナダ大学進学にはプラスにはならないことがおわかりですか?)
・大学でのクリティカルシンキング思考法に必須の「高校までの社会体験」に気合が入るのが、アカデミック能力の高いカナダの高校生です。 それら社会での経験がないと、大学の勉強にはついていけません。
(高校留学生は、親もなし、知り合いの大人もなしの留学生活は社会から隔絶されたもの。社会体験など無縁です。アルバイトすら出来ません。高校からのお仕着せのボランティア活動など、ままごとレベル、何のプラスにもなりません。)
(日本からカナダの大学留学目指す高校生も、学校のスケジュールが無意味に忙しすぎて社会体験など無理ですね。アルバイトも禁止のケースが多いです。さて?)
じゃぁ、じゃぁ、カナダで大学に行けない人はどうするの?
こんなエピソードがあります。
カナダの高校でオールAを取り、勇んで地元の大学に進学したものの、1学期目で大苦労。
ほとんどCしか取れませんでした。
2学期目も、本人は一体どうすれば成績が取れるかも全くわからないまま、闇の中を探るように必死で頑張るも、やはり成績は悪い。
大学のカウンセラーに相談すると、やんわり「元々の能力が足りないから」と。
そこで、本人は決断。
「自分は大学レベルの頭は持ってない。ここでいくらもがいても、最低レベルの成績で卒業出来るのが関の山。そんな成績はどこにも見せられるものではないし、自分の人生が無駄になる。」
と、Universityは諦め、カレッジで職業訓練コースに再入学。
カナダで生まれ、英語で育ち、クリティカルシンキングが周りにある環境で学び、高校では優等生であった生徒でも陥る「カナダ大学の残酷なまでに高いレベル」です。
そこにはまったら、いくらもがいても自分の頭が急に変わるのは不可能だと、カナダの学生はよく知ってます。
(なぜ、日本の留学生はその事実を無視するんでしょうね。)
こんなエピソードではカナダでは非常によく耳にするものであることを知っておいて下さい。
何で日本は「あほでも誰でも大学へ!」なんて変な大学が乱立しているんでしょうね。
授業料収入さえ入れば、高校まで何にも勉強しなくても入れます!ですか?
まるで悪質な詐欺語学学校と同じビジネスモデルですか?
人間の知力はDNAで決まります。
その後の環境をいくら親が必死でお膳立てしても、いくらお金をつぎ込んで塾だ、習い事だ、カナダの体験だと子供を追い立てても、それなりのDNAがないと高い能力・学力は育ちません。
Bell Curveが見事に成り立つ、人間の知能を見てもよくわかりますね。
カナダの大学に行けるレベルは、このグラフから見るとOne Standard Deviationに当たるIQ115レベル以上と考えて下さい。
つまり、一緒に高校を卒業したうちの16%の生徒だけが、大学に足るアカデミック能力を持っているという考え方です。
それがカナダの大学レベルです。
英語が母国語で、クリティカルシンキングもある程度備わっていても、84%のカナダの生徒は大学には能力が足りないということです。
英語も母国語でない、クリティカルシンキングもわからない日本からの留学生がついていけると考えること自体非現実的だと思いませんか?
カナダ社会は、実に様々な人で成り立っています。
大学教育、大学院、博士課程に進み、社会の頭脳として貢献する人たち。
高校卒業後、職業訓練、手に職をつけるカレッジでプロとしてのスキルをつけ、社会の手足として貢献する人たち。
そこに、今度は、大学レベルも余裕の高い能力を持った移民たち、社会の実践的なスキルを持ちやって来た移民たち。
生まれながらのギフトをそれぞれ生かした社会が、カナダです。
そこに、アカデミック能力もなく、日本と同じだとの思い込みで大学留学!とやって来る日本人は、相当場違いです。
カナダでの日本人留学生の評価が低いのは、そこに大きな原因があると思います、残念ながら。
IQのBell Curve、右側16%に入りますか?
高校まで必死で勉強しトップクラスの成績を取りましたか?
じゃぁ。
カナダにいらっしゃい!
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