「カナダに留学したけど全然予想と違いました。ここからどうしたらいいでしょう。」
「高校留学のeBookは読みましたが、大丈夫だと思い高校留学させました。が、状況は書いてあったその通りで、耐えられず帰国しました。」
などなど、相談が耐えません。
「だから、コラムやeBookに書いてるんですよ。真実を信じたくなく、エージェントの甘い嘘を信じてしまったツケです。」と言いたいところですが、ぐっとこらえて様々なアドバイスをする毎日です。
潰されたままではあんまりですからね。
何とかPositiveに出直ししてほしいと、色々な道筋を示しています。
それでも、相談の約80%はアドバイス後には何の音沙汰もありません。
「ありがとう」の一言くらいは返信出来ないかなと寂しい気持ちになりますが、そこが「留学失敗」の大きな原因なんだろうなと考えてしまいますね。
今のカナダから、気になる留学関連の情報を書いてみます。
1.COOP留学の嘘。
ネットの相談コーナーにしょっちゅう出現するCOOP留学とやら。 語学学校がらみのCOOP留学はインチキですので騙されないように。
ネット相談コーナーの回答をなさっているカナダ在住の方が、こんな知恵を回答なさっています。
全くの真実ですので、じっくりお読み下さい。
語学学校からカレッジに留学してCOOPプログラムを経て就職したいという、カナダの現実乖離も甚だしい相談に対して、丁寧に答えて下さっています。
日本からエージェントに騙されてやってくる偽COOP留学生とやらには、貴重なアドバイスです。
「今、留学生が云うCoop留学と言うのは本来のCoopと異なる。 本来のはドイツ系の教授が多かったウォータールー大学で始まり、これは正規の大学生にあり、学期ごとに授業と企業での仕事を交代に五回行うもので、ウォータールー大学で、情報系だと、就職にはとても良い。
しかし、余り名の無いカレッジが学生集めに始めたCoop留学は残念ながら企業でも好まれて無く、学生の時に仕事が見つけられない人もかなり居ると聞くし、就職する場合には、年収だけでなく、仕事を見つけるのも難しい。」
2.アジア系高校生への暴力事件が続くバンクーバー地域 (CBC)
バンクーバー、いやBC州の大部分に高校留学している方は要注意。
今回はまたまたリッチモンドの高校での暴力事件。
14歳の中国系女生徒が17歳の白人高校生に殴るけるの暴力を受け、意識を失うまでその暴力は続きました。
白人高校生は、殴るけるの間には人種差別の悪態をつき、F〜を使い、アジア人は醜い!と叫んでいたそうです。
バーナビーや、コキットラム、ラングレー、サレーなど暴力事件が起こるたびに出てくる地域ですが、最近ではバンクーバーアイランドのComox Valleyの状況がかなり悪いようです。
生徒たちが学区の対応が生ぬるいとデモをしているニュースもありました。
高校留学は夢物語の中に入ってくるのではないですからね。
厳しい厳しい人種の軋轢の中で自分の身を守らないといけないことをよく知っておいて下さい。
3.バス乗車は危険と隣合わせ (CBC)
バンクーバーの西にあるアボッツフォードからバンクーバーに向かうバスFraser Valley Express内で、白人の男(やっぱり、また白人です)がいきなり複数の乗客に殴りかかる事件がありました。
犠牲になったのは若い女性も含めた数名の乗客です。
ビールの缶を投げつけられた女性もいたそうです。
「危険そうな白人が近づいて来たらすぐ逃げること」は常に留学生に注意していることですが、バスの中では逃げ場がありません。
特にパンデミック以来、日常の不満、経済的困窮、失業などを移民・特にアジア系の人に向けて爆発させる白人が増えています。
バス内での事件が多発していることに留意して下さい。
大学に通う教え子たちがよく使うバスでのこの事件には、背筋がゾッとする思いでした。
4.バンクーバーは世界で3番目に住むための費用が高い街 (Vancouver Sun)
バンクーバーの住宅価格の高さはNO!と叫びたいレベルです。
この写真のボロボロの家、周りの環境も危険!と叫んでいるような場所ですが、これが何と490万ドルだとか。
日本円では、4億9千万円です。(現在の円安では特に高く見えます)
賃貸を見つけるのも至難の技です。
写真のようなボロ家が約5億で売れるバンクーバーそしてその周辺地域では、賃貸用の家を売る家主が多く、賃貸物件そのものの数が非常に少なくなっています。
ネットに情報が出るやいなや「もっと高い賃料で契約したい」と申し出る人から先に決めて行きます。
物件を見て決めようなどの常識は通用しません。
とにかく住むところを確保するために、どんな条件でも飲むのが現在のバンクーバー賃貸事情です。
従って、留学生がアパートを借りるのも非常に難しく、またかなりの家賃を払わないと物件自体がない状況です。
5.ちょっとだけGood news. 学生ビザ発行が急にスムーズになっているようです。
新しい移民大臣が張り切っているのか、移民局のサイトにある「ビザ審査にかかる期間」よりはるかに早い発行でした。
ま、正式な大学からの入学許可を持っての申請でしたので、好意的に審査が行われたのかも知れません。
カナダにいらっしゃい!【正式大学留学生として】
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