長年私が日本に向けて「おいおいそうじゃないって!」と発信して来た「留学の現実」に大きな力をいただくコメントをご紹介します。
どうしても高校留学してしまう日本人高校生に、「カナダの高校で勉強するということは日本と一緒のやり方では通用しないよ!」としつこく「現実」を説いても、「エージェントは簡単だと。。。」
面白いのが親は何となく「やばいんじゃないか」と感じていても「学校の宿題が多すぎで余分の勉強にあてる時間がないと言ってるので。。。」と、とっととヘルプを諦めてしまうケースが多いことです。
だから、そうじゃなくて、順番間違ってますよと言いたいです。
まず本当は日本にいる時に、つまり中学生の時から、Essayの書き方、自分のIdeaのOutputの仕方、そのIdeaの源となる本物の良い英語のInputにたくさんの時間をかけて特訓して来ること。
それをやらずに来るから、授業では一体何が起こっているのかもわからないし、宿題も何を聞かれているかもわからず、Reading内容もカナダのGrade9までが基本知識として持っているものが完全に欠けているわけです。
だから。
学校の宿題も、Readingにも何から手をつけたらいいのか迷っているのが現状。
その問題は、基本勉強をやらない限り解決しないどころか、前にも進めないんですけどね。
親も甘いですね。
そんな私からの発信を裏付けてくれた貴重なコメントです。
私からの解説も挿入しています。
Canada News for Youメンバーの方には具体的なヘルプや、現在困っていることなどについてのメール相談にも丁寧に応じていますので利用して下さい。
手厚いアカデミックサポートの意味をどうぞ。
「日本では文章をかくときに要所要所、先生から指摘はあっても、論文の書き方を習う機会がないので、娘がカナダのgrade9に編入してすぐ、エッセイやスピーチでのカナダ人の発表に圧倒され土俵が違う!すごい!!と興奮して話していたのを思い出します。」
日本でのエッセイ(論文?)の書き方は全くの日本的考え方で行われます。
テーマも曖昧なものが多く、一般的な説明に終始します。
テーマをサポートする理由も論理的ではなく、大人受けする何となく難しい熟語を並べたものです。
カナダを始めとする英語圏では180度異なります。
読者が一目瞭然で理解出来るテーマ(Topic sentence)とそれを論理的にサポートする理由を3つ。その理由を具体的に説明するふんだんな実例、これらが必須です。
日本からの生徒、そして日本の大学生や大人が書くエッセイは英語圏では全く通用しません。
論理的・具体的でないからです。
実は、ChatGPTなどのAIが書くエッセイがこの日本的エッセイに酷似しています。
せっかくカナダの大学や高校に留学し、一生懸命エッセイを書いても、具体例欠如のエッセイを書くと今では学校からAIを使ったと疑われるケースも出ています。
ChatGPTが書いたエッセイはすぐわかります。具体例が全く登場しないからです。
日本人が日本の考えで書く英語エッセイと恐ろしいほど似ています。
Academic Support:
Essay Basics(全40レベル)特訓を提供しています。
40レベルすべて終了すればカナダのGrade10/11の前半まで対応出来ます。
カナダの特にEnglish授業についていくためには必須の訓練です。
Canada News for Youメンバーの方で、実際の内容をどう進めるのかを知りたい方はご連絡下さい。
「クリティカルシンキングの基礎が出来れば、日本で論文を書くのは、得意になると思います。」
日本社会にも教育にも存在しないクリティカルシンキング思考法を使えるようになること。
これがKeyです。
最近は日本からの高校留学生に簡単にクリティカルシンキングを思い知ってもらう(言葉が怖いですが、これが絶対必要)カリキュラムを作り実際の留学生を指導中です。
あまりもクリティカルシンキングを知らないので唖然とした結果です。
Critical Thinking:
これについてもカナダクラブ・Canada News for Youメンバー限定で提供しています。
「娘の学校にいる日本人の子は、まだそこまでいっておらず、ESLから抜けるのさえ一苦労のようです。質問に対し、日本人らしく端的にYes.I do.で答えてしまい、そのあとにBecause~と続かないため、理由を言わないから、わかってないのね。と判断されESL残留とされているようです。留学したばかりだと英語の質問に無事答えられた安堵感からニコニコして止まっちゃうのかな、、とも思いました。私の娘も、最初は、日本での面接同様に聞かれたことだけ端的にyesかnoで答えてしまい、ELLに入れられた経緯があります。」
本当にその通りです。
具体的に答えること、これが英語です。
曖昧に何となく答えるのが日本語です。
日本語をそのまま英語にしても通用しません。
「きっと、カナダ人からしたら、そのあとに理由を述べるのが当たり前として身についていることだから、それが出来ていないということは、能力が足りないと判断するのでしょう。適切なアドバイスがあれば、気付くことができ、早ければその場で改善できることです。でも、知らなければ、ずっと足掻いてESLに入り続けなければなりません。」
実はそのESLも、講師自体が「何で日本人生徒は具体的なことが言えないし書けないのか」の理由を知りませんので、どう指導したらいいのか困っているんが現状です。
説明しようとしても、日本からの留学生には英語での説明は難し過ぎるし。。。ですね。
「日本人の高校留学の現状として、高校を辞めてまで本気で来た子は、留年が続き辞めてしまう。1年の交換留学の子は、初めはやる気があるものの、ついていけず履歴書に留学と書くため時間が過ぎるまでの腰掛け。お遊び留学になってると聞いています。したがって、娘は、日本人だから初めは放置された、、と。(今は大丈夫です)」
そうなんです。
日本から来る留学生にはカナダでStereotypeが出来上がってしまっています。
「どうせ勉強には興味もないし、英語力も低い生徒だから、適当に遊んで日本に帰る」
これがカナダが日本人留学生を見る目です。
Case studies:
「高校を辞めてまで来た子は留年が続き辞めてしまう」このケースは非常に多いです。
日本で出回っているYou Tubeの「留学は楽しいよ〜!」にころっと騙されたのかも知れません。
「海外にくるほど、やる気のある子たちなのですから、カナダだけでなく留学生は、早く大澤さんを見つけることが、実り大き留学成功の秘訣だと思いました!」
Thank you much!
その通り、とにかく正しいルートに乗せてあげたい、それだけです。
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