疫病に席巻されたこの2年間、エージェントの言うまま簡単に考え飛び込んでしまった高校留学が崩壊し、その炎に包まれてしまった日本の未成年は相当数に上ります。
「うまく行かなかった。。」「卒業出来なかった。。」「大学進学の夢が潰えた。。」は、まだ良い方。
追い込まれ、精神的に潰れて行った未成年も多々見て来ました。
親も「あの時もっと慎重に考えていれば」と罪悪感に苛まれ、子供との信頼関係も怪しくなったケースもあります。
そんな親子が自信を取り戻し、前に進み始めれられるためにもと”How to Avoid Failure in高校留学”を書きました。
ここで間違えてしまったのか。。と、この教訓を次のステップで生かし、前向きに進んでほしいと祈る気持ちです。
「カナダ高校留学の実態」eBookを初め、多くのコラムにて「高校留学の大きな闇」を日本に向けて発信し続けていますが、未だに届かない方たちに向けて。
「後になってコラムを見つけました。もっと前に知っていれば。。。 子供に起こったことは本当にeBookに書かれていたそのままでした。」という悲しいご相談が少しでも減りますように。
それでも、自分は、自分の子供は、日本から逃げたいので、そのためにはエージェントの言う方を信じたい?
OK, ではその考えがいかに馬鹿げたものであったか、カナダに行ってから実感するしかないですね。
You don’t have to believe me. JUST LISTEN TO ME.
How to Avoid Failure in高校留学
1.中学までの成績がトップクラスでない限り、高校留学はしないこと。
これが1番の「炎上・失敗を避ける方法」です。
無謀にもレベルの高い英語圏カナダの高校に飛び込まなかったら「失敗も炎上」も起こりません。
つまり、高校留学で大事な3年間を失ってしまい、その後人生にも大きなトラウマを残すケースが下記です。
傷ついて日本に戻って行った「嘘の夢を見た高校生」はこんな人たちがほとんどです。
・中学までの日本の教育制度でも、母国語である日本語の教育制度でも中途半端
・中途半端、良い成績が取れないのは自分の学力・能力・適性であることを完全に無視し、「日本の学校」「学校の先生」「日本」のせいにし、国さえ変えれば劇的に能力が上がるという間違った思い込みをしている
2.カナダのGrade9までが完了するReading/Writing,クリティカルシンキングレベルに届くよう準備をしていること。
どんな優秀な頭脳でも、全く逆のカリキュラムを持つカナダでは赤ん坊同然。
高校留学で成功するには、カナダの同級生と同じ能力に追いついていること。
自分の能力がカナダのGrade9レベルだとどのあたりに位置するのかを試したい方は
「カナダ高校留学アセスメント」 これで80%以上取れるなら、胸をはって留学して下さい。
3.「日本の制度・環境は向いてない」という理由で日本から逃げる「高校留学」は不可。
1番とダブりますが、いつまで、どこまで逃げてもあなたの能力・適性はそのまま変わりません。
まず日本でたどり着ける最高レベルまで届く努力をすること。
このような失敗留学生に限って、留学後は「学校」「ホスト」「環境」などが悪いと言い出し、留学後の失敗さえも周りのせいにしてしまいます。
一生同じ言い訳を繰り返して行く姿が想像出来てしまい、哀れです。
4.親に勧められた高校留学はしないこと。
親が勝手に描く留学観の中で、何も意志のない人形になってしまいます。
カナダと日本との根本的な違いを無視し、親が自分の思い込みで留学中の子供を操縦しようとします。
子供は2つの価値観の狭間で自分を見失って行きます。
5.「英語が好き」「英語を話したい」「将来英語を使う仕事がしたい」が理由では「高校留学」はしないこと。
英語はただペラペラしゃべっている言語ではありません。
クリティカルシンキング思考法を使い、内容を論理的に発信する言葉です。
その内容の基礎をつけるには日本の高校3年間の基本学習が必須です。
「英語を使う仕事」に至っては相当の時代遅れです。
まず自分の専門分野を母国語である日本で運用出来る、そしてそれを更に英語と、出来ればもう一カ国語で運用出来ること。
それを達成するには、高校留学は計り知れないマイナスがあります。
6.「高校留学」すれば英語が出来るようになると間違って思い込んでいる人は高校留学しないこと。
・高校留学では英語など出来るようにはなりません。 中途半端な真似が出来るようになるだけです。
仕事や社会で通用する英語力はつきません。
7.カナダの制度、留学先などを自分でリサーチも出来ない人は留学不可。
今の時代、必要な情報はほとんどウェブで手に入ります。
本物の偽物も、自分で情報を精査し、論理的なリサーチが出来る能力は高校留学に不可欠。
それも出来ない間は、おとなしく母国で学校に通うこと。
8.「留学と言えばエージェント」と言う考えに陥っている人は高校留学しないこと。
多額の授業料がからむビジネスの絶好のカモです。
「炎上・失敗」への最短ルートです。
エージェントを使った時点で「高校留学」の資格から転落です。
9.海外大進学を目指している人は「高校留学」はしないこと。
「カナダの高校で学んだら英語力も上がるし、現地にも慣れるので大学進学が簡単になる」は、真っ赤に燃え上がる炎のような間違った思い込みです。
思い込みというより、凝り固まった偏見に近いです。
「大学留学したいから高校留学する」には、余りにも不利なことが多すぎます。
理由:
・仮に卒業までこぎつけたとしても、カナダの優秀な同年代の能力には届かない。
Grade10までに出来上がっている言語能力・クリティカルシンキング能力に追いつくことは不可能なので、宿題など見様見真似で提出するだけ。 肝心の内容が伴わず、応用力のない結果となる。
・結果、成績不良、州の卒業試験失敗で希望大学進学が叶わないケースが多い。
・レベルを落としカレッジに潜り込んでも、肝心の基礎力がなくついていけない。
10.海外大学提供の奨学金を狙っている人は、絶対高校留学はしないこと。
・高校留学でトップクラスの成績を取ることはまず不可能。
・トップクラスの成績がないと奨学金の対象にはならない。
*(日本の高校で頑張り、その後海外大からの奨学金を得た学生は相当数います。英語力も高校留学組よりはるかに高いです。)
11.日本からの奨学金を狙っている人は、絶対高校留学はしないこと。
・資格のほとんどは「日本の高校卒業生」という現実を知っていますか?
12.将来、日本の企業で働きたい人は高校留学しないこと。
・大切な日本語能力完成のための「日本での高校3年間」がなくなり、日本語常識がおろそかとなる。
・英語も半端な能力、日本語も半端という悲惨なセミリンガル(バイリンガルの反対。2つの言語とも出来ないこと。)に陥る。
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Well?
Do you think you are qualified?
え〜〜!! じゃ、誰なら「高校留学」出来るの?
もちろん、家庭の事情、特別な環境など個人により様々です。
知力を決めるDNAも様々。
高校留学し、彗星のように飛び始める生徒もいるのも現実です。
どんな生徒?
1番から逆に考えて行くといいですね。
1.中学までの成績がトップクラスであること。
2.カナダの優秀なGrade9と同じ能力があること。
。。。。
1〜12番までクリアしましたか? Great. じゃ、最後にとても重要なこと。
リサーチにリサーチを重ね、地区・学校の目星をつけ、実際にコンタクトを取り、訪問し、たくさんの関係者に会うこと。
(これが親子で出来ない場合は、留学は高嶺の花と同じです。)
それでも、入学後にはショックの連続のはず。 そのたびに親が存在感を持ち学校と交渉出来ること。
ここまでが「高校留学」出来る人の条件です。
この最終段階において、現地からの正しい情報が必要な方はご連絡下さい。
アドバイスさせていただきます。
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