昨日(9・12)付のCBCニュースによると、学生ビザ発給手続きの遅れにより、なんと8月16日現在163,600名の留学生が未だ来ないビザを待っていたとか。
Welcomeサインやオリエンテーションに迎えられ逸る気持ちでカナダの大学のキャンパスに。
そんな光景の見られるはずの9月のカナダ大学のはずですが。。。
膨大な数の大学留学生が未だ自国でイライラとビザのレターを待ち続けています。
9月の中旬になるというのに未だカナダには来れず、もちろん授業にも出れず、もしかしたら10月にも間に合わないかも。
新学期の最初を逃してしまうことは、新留学生には大きな経験を逃してしまうことになります。
ただでさえ高額の授業料を払いカナダにやって来る留学生には、移民局も特別優先サービスをすべきだ!との声も上がっています。
8月16日現在未だ学生ビザがプロセスされていない留学生が163,600名。
その申請は発給までに60日かかるという枠内だそうですが、そのうち果たして何名が9月の最初に間にあったのでしょう。
すでに新学期開始から2週間。
高い高い授業料も無駄、航空券も変更(費用がかさみます)住居も変更など、待つだけ費用がどんどん膨らみます。
ロシアからオタワのカレッジに入学予定の留学生は、学生ビザ申請は2022年の1月に。
それでも5月の新学期にも、9月の新学期にも間に合わなかったそうです。
ImmigrationCanadaの言い分では、国外からの学生ビザ申請には12週間を要するとか。
このロシアからの留学生の場合はなんと8月経過し、未だ何の連絡もありません。
Immigration専門の弁護士言:
"Imagine you've completed all of the requirements, paid $50,000 for first year, you're excited you're going to University of Toronto … you've rented an apartment and the best years of your adult life are about to begin and instead you're missing a year," Abramovich said, referring to a situation one of his clients is facing.
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そして、やっとビザが出てカナダに来たと思ったら。。。
今度はSIN(Social Insurance Number) をもらうためにService Canadaのオフィスに並ぶ留学生たち。
長蛇の列が出来、なんと待ち時間は4時間から5時間。
こうやって待ち続けます。
正式な大学の学生ビザがあると、カナダでは働くことが可能ですが、SINは絶対必要ですので留学生たちは待ち続けます。
カナダは政府の対応が遅いことで悪名高い「待つ国」かも。
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アパートを借りるにも「騙されてるんじゃないか?」とハラハラ。
結局前金を取られたまま住むことも出来ないケースが続出。
トロントのカレッジに通うインドからの留学生。
カレッジ近くの家の一部屋を借りることにして契約、前金を払った。
改築工事中で8月半ばに入居可ということだったが、全く工事は終わってなく電気もない状態。
契約金も戻ってこず、入居もかなわないひどいことに。
実はこれは留学生の住居だけではなく、カナダ全体の問題だと感じています。
何をやっても約束通り、期日までには出来ません。
特に、住宅関係はひどいです。
資材不足もあるのでしょうが、働く人たちが問題。
期日を守るというより、自分の都合を優先します。
Immigrationの人たちも同じ考えの働き方なのかと思います。
それが学生ビザが遅れている最大の原因では?
日本から来るみなさん、気をつけて!
日本みたいには行きませんよ、残念ながら。
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これがカナダの事情です。
よ〜く覚悟して、自分で対応出来る!と思ったら
カナダにいらっしゃい!
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