カナダの1月、セメスター制(年間2学期制)を取る高校の最後の月、難しい科目の最後の追い込みやFinal Examなどで非常に重要な月です。
そのうち1週間がすでに休校となり、消滅してしまいました。
BC州、アルバータ州は無理やり10日から開校しましたが、感染する教師・スタッフが相次いでいるため必要な人員が確保出来ない場合はまた悪夢のオンラインに切り替わります。
2020年以来、ほとんど機能することのなかったカナダの高校教育が、また止まりそうです。
「わぁ〜い、休みだぁ〜!」と浮かれる事態などではありませんよね。
将来への大切な大切な基本教育の締めくくり教育が消滅した「学力を奪われた世代」となってしまいました。
こんなカナダの高校に、未だにやって来る日本人高校生のみなさん。
学力など何も身につかない留学生活をどう送っていますか。
適当に何かやらされているオンラインの宿題を出して、学力がついていると考えますか?
何も学べないカナダから日本に戻った瞬間、まるで浦島太郎のように「自分だけが取り残されてしまった」ショックが待っていることを知っていますか。
本日のCBCニュースが、「もうカナダの高校には頼れない」「自分の学力は自分で守る」とTutorに走る現地カナダの高校生の様子を報道しました。
カナダで生まれ、英語とクリティカルシンキングで育ち、Grade9までも優秀な学力を付けてきたカナダの高校生たちがですよ。
このままでは大学進学など無理、それに見合う学力などないままで終わる!
「自分の学力は自分で守らないと!」と、カナダ国内のTutor需要急増のニュースです。
Worried about university applications
特に大問題なのは大学への出願です。
毎年10月1日にオープンする大学出願に向け、希望大学にアピールするための履修科目を真剣に計画し、トップクラスの成績を取るため必死で勉強するのがカナダの高校生です。
ところが、その「必死で勉強する場」がなくなったパンデミック。
いい加減なオンライン授業の内容などではとても大学には間に合いません。
そのため、カナダのGrade11,12 の高校生がTutorに頼る割合が48%も増えたそうです。
*カナダには大学受験がない分、高校までの履修科目とその成績が大きく合否を左右します。 大学の希望プログラムと一貫している履修科目と最高の成績を取るために必死で頑張るのがカナダの高校です。
カナダ大学進学を目指して高校留学したみなさん。
あなた達はどんな対策を立てて大学出願への準備をしていますか?
まさか、自分からは何もせず、意味のないオンライン授業をただ受け身でやっているなんてことはないですよね。
私がカナダから運営し、Academic supportを提供する特別オンライン授業カナダクラブにも、高校留学生からのSOSが増えました。
特に日本人留学生にはほぼ不可能なほどの難関English12(アルバータではEnglish30-1)でお手上げ状態、Grade12レベルについて行けない、履修科目が大学にアピール出来るものではない、今までの成績がパッとしない、などなど、将来につながらない高校留学からの悲鳴です。
励ましながら指導し、何とか卒業までお仕上げた生徒、学校にも見放されそうだった成績がかろうじて上がった生徒、今一度履修科目を見直し1年余分にかける覚悟でやり直しを決めた生徒など、個々に大きな事情を抱えたまま立ち往生していた日本人高校生たちです。
非常に忙しい2年間でしたが、たくさんの迷子の留学生を救って来ました。
カナダの高校生や親たちはこう言っています。
「Grade11,12生にとってこの1月はまた失われてしまった。 大学出願に必須のGrade12科目、English12, Chemistry12, Physics12などの最後の重要なまとめを学ぶ時間が一挙に短くなり、ただ教材があるだけ。 信じられない分量を自分だけで理解しないといけない。 難しすぎる。。。。」
「大学出願に向け、最高の成績を取ろうと努力して来たのに。。。」
「この大学でこの勉強をして、と、希望を抱いて学んでいたはずのカナダの高校生たち。 パンデミックの教育不全のため、気がついて見ると、オンライン授業ではその希望にはとても届かなかった。。。」
Omicron Variant
非常に感染力が強い新種の登場で、この先の対面授業への不確実性が高まっています。
また、この後も新種が繰り返し出現する可能性も大きいです。
そんな中、ますます「自分の学力は自分で守る」動きが大きくなり、Tutorなしで将来には進めなくなったカナダの高校生です。
個人的Academic supportが必須の時代になりました。
カナダの親は
「これ以上子どもの学力を停滞させたくない。」
「オンラインと対面のハイブリッドも信用出来ない。」
と、パニックです。
Learning to Read
カナダの親が一番気をもんでいるのがこの能力。
クリティカルシンキング思考法を大学レベルに高めるためには必須の学びです。
オンラインでは全く機能しなかった指導です。
Reading分野の基本教育が完全に欠落したのがこの2年間だと。
日本からの高校留学生に一番必要な基本教育はLearning to read and writeです。
日本の15歳がカナダでは6歳児の能力にも劣る分野です。
その教育が完全に欠落したカナダで、一体何をしているんですか、高校留学生のみなさん?
カナダの親の中には、学校を見限り、パンデミックが終息するまではHome Schoolingと決めた人も多いです。
そこに頼りになる助っ人として需要が増えたのがTutorサービス。
カナダの親にも、Englishコース理解には絶対プロの助けが必要だという認識です。
カナダの親も見限ったパンデミック禍高校教育。
そこにやって来る日本人留学生。
Comedyですね、これは。
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