路地裏の歩き方

散歩ライター、増田剛己が散歩の裏技などを紹介。路地裏のちょっと怪しいところをのぞいてみましょう。

秋葉原→四谷→早稲田

2008年01月08日 | Weblog

夕刻、四谷の歯科医に行こうと家を出る。雨が降りそうだ。途中で折りたたみ傘を取りに帰る。出てみれば、雨がすでに降っている。再び戻り、傘を持って出る。まったくなにをやっているんだか……。
雨なので、徒歩ではなく電車にする。
歯医者が終わったのが5時前。「こうや」へ行きたいが、まだ時間が早い。
雨はまだ降っている。
電車で秋葉原へ。
ヨドバシカメラであれこれ見る。
フェティッシュワールドへ納品。ここで、猛烈に「こうや」の湯麺(タンメン)が食べたくなった。
再び四谷に戻ることに。雨はあがっている。
歩こう。お茶の水あたりで、あれっと思った。
ついつい、鉄道の駅沿いに歩こうとしていたのだ。
すなわち、秋葉原、お茶の水、水道橋、飯田橋、市ヶ谷、四谷である。
いかんいかん、東京の街を歩くときについついJRや地下鉄の路線にとらわれてしまう。

四谷に行くなら、神保町に出て、靖国通りを歩いた方が近いし、それに道も楽しい。だいたい、以前、四谷に住んでいたときによく歩いた道ではないか。
神保町を行く。九段下あたりから寂しくなる。靖国神社横の道はずっと塀である。今回は、新年の提灯などもあり、そんなには寂しくはない。

麹町郵便局を過ぎ、市ヶ谷橋を渡り、外堀通りに出ると、四谷に住んでいたときには、ああ、家に戻ってきたなぁという気持ちになったものだ。
ここから四谷方向に坂をあがれば昔住んでいたところだ。
裏道を歩き「こうや」へ。いやぁ、湯麺はおいしい。


さらに歩いて早稲田まで。

今日歩いたルートはこんなかんじ。
http://<WBR>route.<WBR>alpsla<WBR>b.jp/w<WBR>atch.r<WBR>b?id=2<WBR>175908<WBR>c60a82<WBR>e7b262<WBR>bbc403<WBR>f73777<WBR>b


足湯へGO!

2008年01月02日 | Weblog
携帯から防府の気温を確認すると7度、東京は10度であった。どおりで寒く感じるわけだ。
午前中は家族で写真撮影など。
昼前にひとりで家を出た。電車で新山口を経由し湯田温泉。中原中也記念館はお休みだった。街を歩きまわる。中原中也だけではなく、この地は山頭火も庵を結んでいる。さらに幕末から明治にかけて活躍した井上馨の生家もある。盛りだくさんの街である。
歩きまわり、足湯に浸かる。足湯はこの町のいたるところにあり、無料だ。
浸かってみる。父から借りた五本指の靴下が少し恥ずかしい。
しかし、五分も浸かれば体がボカボカしてくる。旧街道から山口駅まで歩き、今度はバスで防府まで帰ってきた。

歩けばわかるのか

2008年01月01日 | Weblog

ずいぶん昔のことだが、中学、高校の同級生だった河盛くんからもらった手紙に「帰防」という文字があった。防府に帰るという意味だろうが、なんだか新鮮だった。新幹線に乗りこんでふとそんなことを思い出した。
指定席券を買うとき、窓口の駅員はいかにも申し訳なさそうに
「喫煙席しか空いてないんですよ」
と言った。ほんの少し前は逆だった。世の中はものすごい速さで変わっていく。
東京ばななと静岡のわさび漬けを土産に買う。わさび漬けを売る場所は年々少なくなっていて、探すのに苦労した。
朝ご飯に鯖の棒寿司を買う。1300円は高いと思ったが、たいていの弁当は千円以上する。
鯖の寿司をひとくち食べたら、初詣に行った近所の天祖神社でいただいた甘酒を思い出す。ほんの何時間か前なのに遠い昔のような気がした。
さて、もうすぐ名古屋だ。

昼過ぎに実家に帰る。
相変わらず、双子の甥っ子中心のようだ。
母親と父親をバァちゃん、じいちゃんと呼ばなければならない。
お年玉をあげる。
ご飯を食べて外出。
駅まで行き、3日と4日の新幹線チケットを探してもらうが、なし。
天満宮へ歩く。初詣出客がすごい数。参道の石段を登っていく人の数にげんなりし、参拝をあきらめる。
参道から延びている路地を歩く。参道はすごい人なのにこちらは誰もいない。
以前、鳩の町で見かけた古い娼館のあとのような一角を発見。実際のところはわからないのだが、なんだかフラヌール(遊歩者)になった気分。
なんとかコーヒーの飲めるところを探して入る。フルーツタルトがうまそうなので注文。いや、これが見た目以上にうまかった。
昔あった書店のほとんどなくなっている。
サティのなかの本屋をのぞき、自分の本を探すがなかった。
家に着くと陽はとっぷり暮れていた。