さち婆の日々是好日

野原遊びをしながら四季折々の山野草を楽しんでいます🌸(^-^)🌸

屋久島ハイク②(5月13日~15日)

2018-05-26 07:15:36 | ハイキング
屋久島2日目は白谷雲水峡のエコツアーに参加。
朝は早起きして海からの日の出を見ました。お天気は快晴でばっちりです。
屋久島といえば縄文杉ですが、自分たちの体力では往復22kmはリスクが大きすぎると考え白谷雲水峡ハイクを選びました。
ホテルにガイドの権藤さんが迎えに来てくれて、新婚さんと熟年ご夫婦と私たちをピックアップして白谷雲水峡に向かいました。
まず、入り口で協力金500円を納め、準備運動をして8人で歩きはじめました。入口付近の標高は約600m。

  

      
       白谷川の清流。本当に澄んだ水が勢いよく流れています。

歩き始めてすぐに目の高さにナナカマドが咲いてました。  二代杉              飛竜おとし                
   
                                                 
ヒノキゴケ 別名イタチの尻尾と呼ばれ、ふわっとして触ると気持ちが良かったです。
  

こんなところでタツナミソウに出会うとは・・・   ヤクシマミヤマスミレ ちょっとツボスミレに似ているような・・・
 

これも苔?                   ヒメシャラのこぶがライオン顔していると・・・そう見えますか?
 
ヒメシャラの木は苔に覆われた森の中でつるつる木肌で目立ちます。
何故か?ガイドの権藤さんが教えてくれました。ヒメシャラは毎年脱皮しているんだそうです。
ちなみに3年ほど脱皮していないヒメシャラの木には苔が生えだしていました。へ~~~知らなかった。

森の中は杉の切り株に苔が生えそこにいろいろな植物が着生して生命を紡いでいます。 
 
屋久杉は花崗岩の島の厳しい環境でゆっくり育ち年輪が細く木目が詰まり凝縮された樹脂分で腐りにくいので、
江戸時代は年貢として納められていたそうです。
まっすぐな部分だけを平木にして山から運びだしていき、枝分かれした上の方や根が広がった部分は森にそのまま残され、
そこに苔が生え、種が着床し、そこからいろいろな種類の木々が年月を経て育っています。
不思議な森の光景ですが、生命を繋いで行こうとする強い力を感じます。

シダ?                      マムシグサ               ヒノキゴケ?        
  

ここの沢は水嵩が増すと通行止めになる所です。通れてよかった! ↓は苔の「象」に見えますか?
 

くぐり杉をこちらから順番にくぐって進みます。杉の又下はムンクの叫びの様相。くぐり抜けた側はこんな感じ。
   

鹿の宿                  七本杉                      
   
「鹿の宿」はネーム募集をして横浜市の子供がつけたものだそうです。
七本杉は高さ18m、周囲8.3m ヤマグルマやナナカマド、ハイノキ、サクラツツジ等々が着生しています。
鹿の宿の近くでお弁当の時間となりました。ガイドの権藤さんから温かい味噌汁をごちそうになりました。

やがてこの日のメイン、苔むす森に到着。ここは標高870mの所にあります。
  

 
                           コダマ(木霊)発見!!
 

 

苔むす森は以前は「もののけの森」と呼ばれていたそうですが、商標登録の関係で今は「苔むす森」と呼んでいるとのこと。
宮崎駿監督がここで森をスケッチして行かれ、やがてそれが映画「もののけ姫」の美しい景色として再現されたのですね。
普通の人ならカメラでバシャバシャ撮ってかえるでしょうに・・・きっと、沢山のイメージが溢れでてきたのでしょう。
想像力の乏しい私でさえ、苔むす森がいろいろなものに見えてくるくらいワンダーな森でした。

名残り惜しかったですが苔むす森をあとに、元の道を辿って帰路につきました。
途中、森の上方で木漏れ日に透けて桜色の花があちこちで咲いていました。
桜ツツジという花で関東では見かけません。高知、鹿児島、屋久島、沖縄など南の方で見られるようです。
桜色が清流に映えてとても素敵でした。
                           サクラツツジ
 

オオバライチゴ                    カワサツキ
  

余談ですが( ^ω^)・・・
ホテルに帰り白谷雲水峡の素晴らし余韻に浸っていたら、屋久島空港が飛行機故障で閉鎖され翌日飛行機は飛ばないかもとの情報がはいり、
突如、船の予約をしたり右往左往、となると観光は今日が最後になってしまうので、ガジュマル公園を見にいくことに。

夕暮れ時のガジュマル公園、それはそれで楽しんできました。
 
ガジュマル                       クワズイモ
 
メジロホウズキ
 

東シナ海に浮かぶ口永良部島の夕焼けを見ながら屋久島二日目が暮れていきました。
  

明日は飛行機が飛ばなければ種子島回りの船で鹿児島にいくことになる・・・まっ、それもまたいいか!







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4 コメント

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朝日から夕日まで (attsu1)
2018-05-26 12:09:00
こんにちは、
一日、屋久島を堪能しましたねぇ
鬱蒼とした森、豊かな自然、屋久島が伝わってきます。

屋久杉は、簡単に見に行けるところにはないのも、初めて知りました。
でも、さち婆さんのお写真で、大昔から変わらない屋久島を感じさせてもらいました!!
返信する
attsu1さん、こんにちは。 (さち婆)
2018-05-26 15:28:58
白谷雲水峡は整備されていて、割と歩きやすい所でした。太鼓岩までいくとちょっときついのかもしれませんが、行程4~5kmで標高差270m程、ガイドさんがゆっくり説明をしてくれたので私達おばちゃんは程よいペースで楽しむことができました。
返信する
初めまして (ピエロ)
2018-05-27 09:12:54
さち婆さん おはようございます。
あちらこちらではお見掛けしていましたが読者登録させていただきました。
宜しくお願いします。

フットワークの良さを感じ屋久島を色々見せて頂きました。
返信する
ピエロさん、こんにちは。 (さち婆)
2018-05-27 15:10:35
ピエロさん、よろしくお願いします。
関東と青森ではお花の時期がちょっとづつずれるので、ピエロさんのお写真を拝見しながらワンシーズンで2度お花を楽しむことができます。
屋久島のブログを書きながら本当に魅力的なところだったと再認識しています。
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